2008.04.17 Thursday

黒服の配達人

主役は、天国(魂が生まれ変わるまでの間にいる場所)のメール配達人。
魂は白い色をしているので、そこで働く人たちは黒服を着ている。
天国へ来た魂は、もう二度と現世に干渉することが出来ない。
だから、現世の霊媒師がやってることはインチキだと、彼らは知っている。>だからって何もしないけど。

現世には、「○○」ってアドレスにメールすると、死んだ人に届くんだって」という都市伝説がある。
返事も干渉になるので、返事は来ないから、信憑性はわからない。
ただ、「存在しないアドレス」ならば、リターンメールが来るはずだけど、来ない。
だから、どこかには届いているんだろうなー・・・ってことで、送った本人は自己満足。

だが。
そのメールを本当に配達している人たちがいることを、彼らは知らない。


○仏教
「人は死んだら、中有(四十九日)と呼ばれる期間内に必ず何かに生まれ変わる」
輪廻転生の考え方から言えば、必ずこの世の何らかの生き物として、生まれていることになっています。六道(ろくどう)と呼ばれる六つの世界(天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界)を生まれ変わっている訳です。

○神道
神道では、死後は他界(たかい)へ行くのですが、そこは不老不死の世界であり、神々の世界であります。
いわゆる黄泉(よみ)の国・常世(とこよ)の国であり、今尚大きな影響のある山中他界という考えを以下に記しておきます。
神道では、我々は死後に死霊になり、穢れ(けがれ)を持ち、その穢れを浄化する為に祭祀を行い、次第に浄化され、祖霊を経て祖先神になると考えます。
この間、約33年から50年と言われます。弔いあげの年数は山中他界観が根拠です。


○両方入れて世界観を作ると。
死後49日間は、中有と呼ばれる場所に魂がいる。その間は現世にも行ける。
だが、それを過ぎると常世へと送られ、浄化作業に移る。ここへ行くともう現世とは隔絶した世界になってしまう。
「浄化」とは、今までの穢れ(記憶)を消して、来世に生まれ変わる作業となる。現世での行いによっては、修羅・畜生・餓鬼・地獄などに送られ、苦行を積まなければならない。また、行いがよければ、天界で平穏に暮らす。
生まれ変わるまでは、33年から50年(弔いあげ)。
現世から届いたメールを浄化中の魂に配達するのが、配達人のお仕事。
常世で仕事についたものは、未来永劫、生まれ変わることができない。
それを幸せだと言う人もいるが。苦行ととる人もいる。業が深すぎる魂が仕事に就くケースが多い。
(弔いあげまでに、浄化できそうもないケース)

配達人の少年2人。
1人は、やる気無し。>こっちが主役。
1人は、規則無視のいたずらっ子。>いつも悪巧みを持ってくる。
んで。それを咎めにくる女の子1人。

とか。

2008.04.17 Thursday

天国へのメール・・・とか?

2008/4/16OAの「べすとはうす」でやってた「感動するCMベスト3」で。
パナソニックのノートパソコンのCM。
入院したおばあちゃんがパソコンを始めた。娘が看病にいってるんだけど、お腹が大きい。
その後、おばあちゃんは亡くなり、孫が生まれた。「孫を抱くことができなかった」って。
で。残されたパソコンを開くと、OEの下書きフォルダに、何通かメールが溜まっている。
不思議に思って下書きフォルダを開くと、「天国のおばあちゃんより」となっている。
それを読んだ娘は、古い写真やビデオを編集して、おばあちゃんが孫を抱いている写真に合成して、
おばあちゃん宛に「送信」ボタンを押す。
もちろん、届かないんだけどさ。わかってるけど。「届いたらいいのに!」って想ってしまう。

このCMは2位だったんだけど。3位や1位のCMよりも、私は泣いてしまった。
一番、「身近にあること」だったからかな?

電撃から「シゴフミ」ってのが発売されている。
あらすじしか読んだことがないんだけど。
「死後文」:死者が最後に綴った手紙を大切な人に届ける仕事・・・をしている女の子の話だったかな。

こんな感じで。ちょっとSFちっくで。切なさと感動を与える話が書けたらいいな。
最初は都市伝説っぽい感じとか。
「○○って件名でメールを送ると、死んだ人に届くんだって」みたいな感じで。



1.消せないアドレス
携帯電話のアドレス帳に、どうしても消せないアドレスがある。
何度、携帯電話を変えても、必ず登録してきたアドレス。メモリ番号の000番は、決まってこのアドレスだ。
多分、誰もがそんなアドレスの一個や二個、持っているはず。別れた彼氏とか、片想いの相手とか。だから、私はそんなに特別なことのようには思っていなかった。
あの日までは―――。

で。「○○って件名で〜」な話を聞く。
「屋上から送らないとダメって聞いたよ」「何、それ」「天国に近いから?」「えー? 天国って空にあるの?」
「空のそのまた向こう?」「・・・それって宇宙でしょ」
友人達の茶化したような都市伝説話を聞きながら、どきどきする。
そして、それを実行する・・・・。


2.届けたい想い
ピピピッと電子音が鳴って、パソコン画面にメール受信を知らせるマークが浮かび上がった。
ああ。今日もまた。この世界のどこかに。忘れられない記憶を抱えた人がいるのか。
目の前に広げていた書類を全部横へ追いやって。トワはキーボードを操作した。
彼は、中継人。
本来、死者との交信なんて、一切出来ない。霊媒師とか言って、死者と交信していると嘯いている輩が多いが。
現世から、生きている人間の呼ぶところの「天国」へは、一切通信などできない。思念や幽体離脱で魂だけを飛ばすとか言うけれど、そんなものが、あの壁を抜けれるわけがない。その手前にある関所で跳ね返される。
だが、たった一つだけ。この中継人を通して正式な手順を踏めば、想いを届けることはできるかもしれない。
判断は中継人にゆだねられるし、正式な手順を知っている人間が、現世にどれだけいるか。わざと隠しているということもあるが、昔は手続き方法は一般化されていた。神佑地や聖地とよばれる特定の場所で、決まった方法で送れば良いのだ。
現代は、無神論者が多くなり、そういった土地に足を踏み入れる人間は稀だし、行ったとしても、祈りという中に隠された正式な方法など忘れ去れて久しい。
ま、俺の仕事が少なくなるんだから、いいんだけどな。
職務怠慢といわれようが、「方法を知らしめる」のは自分の仕事ではない。自分は、届けられた祈りの言葉を、天国にいるその魂に届けるかどうかを判断し、届けてよいと判断した場合には届けるのが役目。


3.健気な少女
同じ女の子から、何度もメールが届く。
死者に取り次げる内容ではないので、無視していたが、しつこいくらいに届くので、どんな子が送ってきているのか気になる。
中継人としては、送信元のチェックも必要だしな・・・と、自分を納得させて久しぶりに現世に降りる。
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