・革命後、堂上が退院した辺り。
・リハビリ兼ねて、「歩くデート」>電車に乗って周辺をぶらぶらしてる感じ
・武蔵境からほどちかい井の頭公園に向かおうとしていた
・吉祥寺で中央線を降りて歩いていたとき、道の向こう側に特務機関の車を見つける
・道路を渡っていこうとする郁を堂上が止める
「今、俺たちは丸腰だぞ。それに、手帳も持っとらんだろう?
非武装干渉区域とは言っても、相手は確実に拳銃を所持しているはずだ」
「じゃあ、見過ごせっていうんですか」
「そうだ。お前、図書隊入って何年になる? いつまで新隊員のつもりだ」
「でも、教官だって、昔、見計らい・・・」
「何年、俺を見てきた? 見計らい権限は個人の勝手で振りかざすものじゃないと言ったはずだぞ」
「教官のバカ!」
・止める堂上を振り切って、道路を渡る
(郁の視力は、2.0。動体視力も多分いいはず。なので、横断歩道もない四車線道路をがーっと突っ切る)
・郁が車を覗くと、中は無人。そのまま観察していると、良化隊員が戻ってくる
「お前、何をやってる?」「え? あっ・・・。えー・・・とぉ」>拳銃が見えて、ドキッとする
・本を入れてきたコンテナを見て、かーっと血が昇る
「この本、どうするのよ!」「没収本は廃棄するに決まってるだろう」
「そんなこと、させない!」「ほお? どうするというのかな?」
「おい、この女も連れてけ!」「ちょっと! 何すんのよ!」
・郁もコンテナと一緒に車に押し込められそうになる
・「あのバカッ!」郁がもがいている間に、堂上も道路を渡って駆け寄る
・良化隊員は10名ほど。武器も携行しているため、警棒で殴られて、二人とも車に
・気がつくと、倉庫のようなところに連れ込まれていた
・堂上は後ろ手に手錠をかけられ、パイプのようなものに繋がれている
・隣に郁もいる
・「お前たち、図書隊だな?」
最初は黙っていたが、堂上が何度も殴る・蹴るされて、郁は「そうよっ!」と答えてしまう
・「・・・図書隊ごときに何ができる?」>バックが国家権力のため、強気
・「あんたたちがどんな卑劣なことしてるか、暴いてやるわよ!」
・「・・・威勢のいい女だな? だが、どこまで持つかな?」
・小牧の時のような、拷問を予想したけれど、違っていた
・「自分がか弱い女だってこと、思い知らせてやる」
・「やめろ!」堂上が先に気づいて声を上げるが、ガチャンと手錠に阻まれる
・郁だけ手錠を外されて、「ほら、逃げてみろよ?」と、遊ばれる
・良化隊員はこの場に5人いて、結局、逃げ切れずに角に追い詰められる
・「ほらな? 何もできないだろ?」
くくっと笑って、郁の手を捻り挙げる
・郁も図書隊員として訓練した身。抵抗しようとするけれど、歯が立たない
初めて堂上と柔道で組んだときに感じた「筋肉の質が根本的に違う」というのを思い出す
どんなに訓練しても、結局は勝てないの?
・服を脱がせようと伸びてくる手を振り払うことができない
手足をばたつかせても、時間の問題だ
・「やめろっ!」 堂上の怒号が倉庫を震わせる
ガツッと鈍い音がして、堂上の手錠が千切れている>かなり手首にも食い込んでますが
・郁に気を取られていて、堂上の周囲には誰もいなくなっていた
・だが、まだ良化隊員は数の優勢を過信して、堂上を甘く見ていた
・険しい表情の堂上を見慣れているはずの郁でさえ見たことないくらいの鋭い視線で一瞥すると、
だっと一気に良化隊員のところへ走る
かなり殴られたりしていたはずだが、ほとんど堪えてなかったようで、
5人をすべて投げ飛ばしていった
・反撃されぬよう、良化隊員が持っていた武器を奪い、拘束具で縛り上げる
・郁はがくがくと体を震わせていて、堂上が近付いても逃げようとする
・力尽くで抱き締めて、「郁っ!」と名前を叫ぶ
・びくんと郁が反応して、ようやく堂上を見つける
・恐怖で泣き出した郁を抱き締めたまま、ふーっと座る
・ポケットを探って、携帯電話を取り出すが、蹴られたりしたときに壊れたようだった
・郁のバッグから携帯を探して、小牧に電話をかける
「あれ? 笠原さん、今日は堂上とデートじゃなかった?」
「小牧、俺だ」「・・・堂上? なんで笠原さんの携帯使ってんの?」
「俺のは壊れた。今、寮か?」「何か、あった?」
小牧は堂上の様子から察したようで、状況を説明する。
「笠原の携帯で、GPS探ってくれ。どこに連れ込まれたのかもわからん」
「良化隊員たちは?」「・・・そこでのびてる。骨折くらいはしてるかもな」「・・・容赦ないなぁ」
「とにかく、場所突き止めて、迎えに来てくれないか。動けん」
「・・・笠原さんは?」「怪我はない」
その含みでわかったのか、小牧はそれ以上聞いてこなかった。
・小牧は一人で迎えに来た
車の後部座席に乗り込んでからも、郁は堂上にしがみついたまま
・寮に戻ると、小牧から柴崎に話がいっていたようで、玄関で待っていた
・「すまん」と、部屋まで運ぶ
「随分、やられたね? 医務室行っときなよ」と小牧に言われ医務室へ
・良化隊員はさすがに顔などの見える位置は殴っていない
見える傷といったら、手首の擦過傷くらい
・部屋に戻って着替えるために服を脱ぐと、腹を中心にかなり痣ができている
数は多いが内臓までは到達していないものばかりだった
・少しうとうとしているとノックされた
小牧だと思いドアを開けると、郁が立っていた
・「お前っ! 何やってんだ!」
周囲を見回して、誰もいないことを確認すると、「とにかく、入れ」と室内に入れる
・「ごめんなさい・・・。迷惑だってわかってたんですけど・・・。恐くて眠れなくて・・・」
俯いたその体は、まだ震えている
・堂上が触れると、びくりと反応したけれど、そのまま抱き締めた
・「そばにいてやるから、安心して寝ろ」
ぽんぽんっと頭を撫でる>この行動は無意識なんだよね、堂上さんは
でも、郁はそれで安心して、すうっと瞳を閉じる
・その後、小牧も来る
・「うわ、びっくりした」>言うほど驚いてはいない
・「いいね、笠原さん。無鉄砲でさー」「こっちの身が持たん」
「うん・・・。苦労するね、堂上」
郁は起きる気配ないし、堂上も小牧がいることも気にしてない。
・「で? 状況は?」
「捕虜にするわけにもいかないしね。基地についてから、管轄の消防に怪我人がいるって連絡は入れといた。
あとは、向こうが問題にするかどうか・・・だけど」
「せんだろう」「俺も同意見。ま、とりあえず、明日、隊長に報告するから。いいね?」「・・・ああ」
・小牧が帰ったあと、堂上は郁をベッドに寝かせる
離れようとしたら、郁が堂上の服を掴んでいる
寝言で「教官・・・」とか呟かれて、ますます動くに動けない
諦めて、添い寝v
・翌朝、堂上は置き出して準備をしていた
・郁が目を覚ます、「もう、時間ですか?」と起きようとするので、止める
・「今日は、班長命令で、お前は休みだ。寝てろ」
・「はい・・・」と郁は布団に潜り込む
・堂上が部屋を出て行った後
「あ、このお布団、堂上教官のにおいがする・・・v」
んーと。オチをどうつけるかな(苦笑)