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2009.01.20 Tuesday

Dolce Vita 多分、最終話

「なんでもない日、おめでとう」
・大学の講義に出たあと、図書館で調べ物をしながらレポートを書いていた。
・図書館には所蔵されていない資料があって、検索すると国会図書館にならあった。
・まだ時間はあるし、じゃあ・・・と行くことに。
・閉館になったので、図書館を出る。
・左手に警視庁のビルが見える。ふらりと足がそちらに向かいそうになるが、
 呼び出しもないのに、行くのもどうかと自重。
・帰りのルートを考えて、逆方向へと歩き出す。
・場所が場所だけに、歩いているのはビジネスマンばかり。
・駅までもうすぐ・・・というところまできて、その向こうに蘭が好きだと言ってた
 ケーキ屋があることを思い出す。
 たまには買って行こうかな、と更に歩く。
・帰宅して蘭にケーキの入った箱を手渡す。
 「・・・何か、いいことあった?」「別に」「記念日でもないしね?」
 「あ! 逆に何かやましいことでもあるの?」「・・・近くまで行ったから」
 あーあ、そんなにオレがケーキを買ってくるのが不思議なのか?
 「別に何でもない日でもケーキ食ったっていいだろ?
  蘭が好きだって言ってたから、買いたくなったんだよ!」
 「・・・ありがと。後で食べようね!」
・夕食後にコーヒーを淹れて。二人並んで箱を開ける。
 「どれがいいかわかんなかったから、季節限定のオススメ選んでもらった」
 「わー! 嬉しいっ!」
・幸せそうな顔して。ケーキを口に運ぶ。
 そんな蘭の笑顔を見ていると、新一の顔にも自然と笑みが浮かぶ。

何でもない一日だけど。そんな時間こそが特別な一日。
ほら、三月うさぎといかれ帽子屋も、お祝いしてくれるよ。

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