ロミジュリ的に、引き裂かれた2人ーーー!ってお話で。
00:曇った空
場面:帝丹高校
状況:新一は教室の自分の席から、ぼんやりと授業を聞いている。
その教室に、1つの空席がある。そこは、つい10日ほど前までは蘭が座っていた席なのに。
蘭があの席に座ることは、もうないのだろうか?
01:掴んだはずの未来
場面:工藤邸
状況:新一の姿を取り戻した。
最終決戦に向かう前に、蘭に会う。
蘭は自分も行くといってきかない。新一は散々駄目だと言うけれど、最終的には折れる。
02:握り締めた手を見つめて
場面:決戦を終えた倉庫
状況:蘭に大怪我をさせてしまう。
救急車が来るまでの間、新一は呆然と横たわった蘭を見つめていた。
(新一は防弾チョッキを着た状態で銃弾をあびたので、実は肋骨が折れている?)←でも言わない。
03:守る理由
場面:病院
状況:小五郎と英理が来て、新一を締め出す。
「違うの! 私が無理矢理ついていったの! だから新一は悪くないの!」と蘭は弁解するけれど。
「それでも最終的に連れて行ったのは新一だろ? だったら、守り通せ!」
そう言って「二度と蘭に近付くな!」と新一を追い返してしまう。
04:背負った罪
場面:工藤邸
状況:追い返されて、新一は現実と向きあう。
確かに、蘭をそばに置く限り、いつも危険はつきまとう。
新一への逆恨みや仕返しのターゲットになってしまう可能性は高いのだから。
では、この状況を受け入れるしかないのか?
小五郎を納得させるだけの力が自分にはあるのだろうか?
05:見送り
場面:帝丹高校
状況:そろそろ、蘭も退院するだろうか?
そう思っていたら、何やら園子が大慌てで駆け込んできた。
「ちょっと! 蘭が転校ってどういうことよ!」「は? 何だよ、それ?」「こっちが聞いてるの!」
小五郎が勝手に蘭の転校手続きをしてしまっていたらしい。
毛利邸に行っても、蘭の姿はない。
病院を出てそのまま、転校先の全寮制の女子高へと連れて行かれてしまった。携帯も圏外。
06:存在の証明
場面:警視庁
状況:日曜日に、寮のほうへ行こうと思っても、目暮から呼び出されてしまう。
後ろで小五郎が糸を引いていた。(会いに行く時間も無くす魂胆)
それならそれで。探偵としての自分の存在を小五郎に認めさせてやる。
07:冷たい空を見上げて
場面:工藤邸
状況:蘭と会わずに過ごした日々は、どれくらいになっただろう?
新一は学校と警視庁との往復で、自宅には眠るためだけに帰るようなものだった。
東の空にのぼりはじめたオリオン座に、冬の到来を知る。
あとどのくらい、こんな生活をしていれば、君に会えるのだろう?
08:塞がらない傷口
場面:警視庁
状況:新一宛に脅迫状が届く。たまたま警視庁に居合わせてそれを見た小五郎が毒づく。
「お前のやってることは、変わってねーな」「おい、毛利君・・・」目暮が止めても、小五郎は止まらない。
「いつまでも、子供のお遊びやってんじゃねー!」
09:月が満ちる夜に
場面:工藤邸
状況:繋がらない電話。返事のないメール。1日に何度も携帯を眺めては、溜息を零す。