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2008.04.17 Thursday

天国へのメール・・・とか?

2008/4/16OAの「べすとはうす」でやってた「感動するCMベスト3」で。
パナソニックのノートパソコンのCM。
入院したおばあちゃんがパソコンを始めた。娘が看病にいってるんだけど、お腹が大きい。
その後、おばあちゃんは亡くなり、孫が生まれた。「孫を抱くことができなかった」って。
で。残されたパソコンを開くと、OEの下書きフォルダに、何通かメールが溜まっている。
不思議に思って下書きフォルダを開くと、「天国のおばあちゃんより」となっている。
それを読んだ娘は、古い写真やビデオを編集して、おばあちゃんが孫を抱いている写真に合成して、
おばあちゃん宛に「送信」ボタンを押す。
もちろん、届かないんだけどさ。わかってるけど。「届いたらいいのに!」って想ってしまう。

このCMは2位だったんだけど。3位や1位のCMよりも、私は泣いてしまった。
一番、「身近にあること」だったからかな?

電撃から「シゴフミ」ってのが発売されている。
あらすじしか読んだことがないんだけど。
「死後文」:死者が最後に綴った手紙を大切な人に届ける仕事・・・をしている女の子の話だったかな。

こんな感じで。ちょっとSFちっくで。切なさと感動を与える話が書けたらいいな。
最初は都市伝説っぽい感じとか。
「○○って件名でメールを送ると、死んだ人に届くんだって」みたいな感じで。



1.消せないアドレス
携帯電話のアドレス帳に、どうしても消せないアドレスがある。
何度、携帯電話を変えても、必ず登録してきたアドレス。メモリ番号の000番は、決まってこのアドレスだ。
多分、誰もがそんなアドレスの一個や二個、持っているはず。別れた彼氏とか、片想いの相手とか。だから、私はそんなに特別なことのようには思っていなかった。
あの日までは―――。

で。「○○って件名で〜」な話を聞く。
「屋上から送らないとダメって聞いたよ」「何、それ」「天国に近いから?」「えー? 天国って空にあるの?」
「空のそのまた向こう?」「・・・それって宇宙でしょ」
友人達の茶化したような都市伝説話を聞きながら、どきどきする。
そして、それを実行する・・・・。


2.届けたい想い
ピピピッと電子音が鳴って、パソコン画面にメール受信を知らせるマークが浮かび上がった。
ああ。今日もまた。この世界のどこかに。忘れられない記憶を抱えた人がいるのか。
目の前に広げていた書類を全部横へ追いやって。トワはキーボードを操作した。
彼は、中継人。
本来、死者との交信なんて、一切出来ない。霊媒師とか言って、死者と交信していると嘯いている輩が多いが。
現世から、生きている人間の呼ぶところの「天国」へは、一切通信などできない。思念や幽体離脱で魂だけを飛ばすとか言うけれど、そんなものが、あの壁を抜けれるわけがない。その手前にある関所で跳ね返される。
だが、たった一つだけ。この中継人を通して正式な手順を踏めば、想いを届けることはできるかもしれない。
判断は中継人にゆだねられるし、正式な手順を知っている人間が、現世にどれだけいるか。わざと隠しているということもあるが、昔は手続き方法は一般化されていた。神佑地や聖地とよばれる特定の場所で、決まった方法で送れば良いのだ。
現代は、無神論者が多くなり、そういった土地に足を踏み入れる人間は稀だし、行ったとしても、祈りという中に隠された正式な方法など忘れ去れて久しい。
ま、俺の仕事が少なくなるんだから、いいんだけどな。
職務怠慢といわれようが、「方法を知らしめる」のは自分の仕事ではない。自分は、届けられた祈りの言葉を、天国にいるその魂に届けるかどうかを判断し、届けてよいと判断した場合には届けるのが役目。


3.健気な少女
同じ女の子から、何度もメールが届く。
死者に取り次げる内容ではないので、無視していたが、しつこいくらいに届くので、どんな子が送ってきているのか気になる。
中継人としては、送信元のチェックも必要だしな・・・と、自分を納得させて久しぶりに現世に降りる。

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