2008.04.11 Friday

アリス

「今日限りで、辞めさせてもらいますっ!」
 立ち尽くす結城に向かってコック帽を投げつけると、梶は俯いたまま歩み去っていった。
「あ・・・」
 結城が声をかけようと振り向いたころには、もう梶の姿は厨房にはなかった。廊下への出入口に、ホールを担当している椎名と黒澤の姿があった。二人とも呆れ顔で結城を見ている。
「結城さん、またやっちゃいました?」
 言葉遣いが丁寧なのは黒澤輝だ。今時の大学生には珍しく、正しい日本語をすらすらと話す。若者同士では砕けた会話もしているようだが、使うべき時と場合をきちんとわきまえている。
「厳しすぎんだよ、結城は」
 年の差があるのにタメ口を叩いているのは椎名良孝。誰に対してもこの調子で話しているのに嫌悪感を抱かせないのは、彼の表情のせいかもしれない。日に焼けた褐色の肌に真っ白な歯。どこから見ても爽やかな好青年だ。
「梶さん、繊細な人だったから・・・」
「料理はその繊細さが出てて良かったんだけどなぁ」
「・・・・・俺が悪いと?」
 結城は更に目を細めて二人を見返した。
「そうじゃないよ。結城さんが言ったことは間違ってないよ」
「けど、その眼で言われて、びびらない人間、少ないからな」
 顔を背けて椎名に指摘された視線を和らげる。結城は一重で目も細いせいか、更に細めて睨むと、尖ったナイフで切られるような迫力を持っている。また、言葉尻も鋭く声もやや低め。本人に脅しているつもりがなくても、周囲には冷たい青い炎が立ってしまう。
 戸口でからかいの視線を投げている二人は、結城の視線にも怯まない。共に仕事をはじめて半年ほどになる。その間、一番会話が多いのがこの二人だから、互いの性格だとかそういったものも把握してきた結果だ。椎名は最初からこんな感じだったが、黒澤は最初の頃はびくびくとしていたものだ。
「けど、どうすんだよ? シェフがいなかったら、明日から営業できないぜ?」
「そうだね。俺たち、コーヒーしか淹れられないよ」
「これで何人目だ?」
「さあ? もう数えるのやめちゃった」
「ま、明日は臨時休業ってことだな」
「そうするしかないね。良かったー、俺、レポートの締切近いんだ。片付けちゃおう」
「俺は湘南でも行ってくっかな」
「また波待ちですか?」
 悠然と厨房内に入ってきて、二人で話しながら結城の前を横切っていく。
「・・・代わりは、探す」
 低く呟くと、二人は「店長、よろしく!」と、人の悪い笑みを残して事務室兼更衣室にしている隣室へと消えていった。
 一人残された厨房で結城はふうっと息を吐いて天井を見上げた。
 結城隼斗は、このカフェの店長だ。立場上は一番上に立っているはずなのに。どうもあの二人には敵わないというような構図になってしまった。店の規模を考えると、どうあっても自分一人では立ち行かない。椎名たちもそれをわかっている。更に悪いことに、あの二人は、いつだって『別に俺たちはいつ辞めたっていいんだから』という態度なのだ。逆に先ほど逃げ出していった梶は、店長である結城に逆らえずに言うことを黙って聞いてきたが、我慢の限界に来たのだろう。最後には敵前逃亡という形になってしまった。
 自分はそれほど厳しいことを言っているのだろうか。
 言い回しがきついことは結城自身も自覚しているが、こればかりはそう簡単に変えれるものでもない。椎名や黒澤のように、結城の言葉遣いなど気にしないというような人材を探すしかないのだろう。
「じゃあ、店長! お先でーす」
「明日は休業ってことで、いいですか?」
 私服に着替えた二人が奥から出てきた。
「ああ。二人には悪いが、休んでくれ」
「「了解しました」」
 声を揃えて敬礼までつけてくる。その嫌味さに辟易としながら、軽く手を振って二人を追い出した。
 事務室に入るとパソコンの電源を入れる。起動するまでの間に、結城も服を着替えた。
 あと何回使うことになるかな。そう考えながら、以前に作成した求人広告のファイルを開いた。椎名と黒澤は正確に覚えていないようだったが、この半年の間に結城の厳しさに根を上げたスタッフは八人いた。今日の梶で九人目だ。ファイルの内容をざっとチェックして、プリントアウトする。
「記念すべき十人目となるか、だな」
 印刷された紙をトレイから取り上げながら、結城は自嘲気味に呟いていた。

2008.04.10 Thursday

アリスのお茶会

http://www.ideaxidea.com/archives/cat29/
ヨルカフェならぬ、真夜中カフェ?

http://www.tenement.jp/Japanese/tenement/main.html
Cafe Tenement 18時〜午前4時までオープンのカフェ

大通りから1本裏に入ったビルにある隠れ家カフェ。
4階建てのアパートの1階にある。店長はオーナーの息子。
18時〜1時オープン。定休日は日曜夜。
基本的に「カフェ」です。食事も可能。ちょっとしたお酒もあり。>Barまではいかない。
客層は、女性やカップル。カフェの場所が代官山とか恵比寿とか自由が丘・・・みたいな女の子ウケする街だから、往来に女性が多いということで、ターゲットを女性に絞った(結城の判断)。
ホールに出ているのは男三人(ギャルソン風)。
厨房を仕切っているのは、女の子(シェフ兼パティシエ)。
「三銃士」的な4人組みと、客たちとのやりとり。。。とか。
店長は、「ワイズ」というアパレルメーカー?の社長息子。経営手腕を試すために、「ワイズの名前を借りずに有名店にしてみろ」と言われ運営中。
切れ者だけど、クール過ぎて冷たい人に見られている。
いつ店を畳むことになるかわからないので、店員には「俺は雇われ店長だから」と嘘を言っている。


・シェフをしてくれていた男の子が、「厳しい店長についていけない」と辞めてしまった。
・さて、どうしよう?と、とりあえず「募集」のチラシを貼っていたら、じーっと見つめてくる女の子がいた。
・店名の「Cordon Bleu」に「挑戦的な名前だなー」と思ってみていた。>料理学校と同じ名前だから。
・「働かせてください」と言ってきたけど、営業時間が夜なので、ちょっと躊躇。できれば男がいいのだけど。
・厨房で、現在のカフェのメニューを見せて作らせてみると、すごく美味い!
・「逆転生活でもかまいません」ということで、採用することに決定。
・今まで、男ばかりだったからあたふたしている男たちと、気にしてない彼女と。
・変な四人の関係・・・・とかね。


カフェの名前、Le Ciel(ル・シエル)(フランス語・空)とかどう?



結城 隼斗(ゆうき はやと) 店長、27才
 二枚目だけど、クール。ビルのオーナーの息子だが、「雇われ店長だから」と嘘ついてる。
 経営のためなら、厳しいことも言うので、かなり冷徹。
 だが、頭はいいので色々と先回りして行動できる。それが「気が利く」という評価になっている。
 愛情のない家庭で育ったので、愛情のかけかたをわかっていない。
 「クールなところが、また素敵ー!」と女性客に以外にウケてる。
 昼間は父の会社で仕事をしているので、ぎりぎりに駆け込むこともある。
椎名 良孝(しいな よしたか) 24才
 色黒のサーファー。日中は天気がよければ、波乗りに行きたいため、夜の仕事をしている。
 でも、酒が飲めないのでバーとかではなく、このカフェにした。
黒澤 輝(くろさわ ひかる) バイト、20才、大学生
 深夜だからバイト料がいいことにつられて働きだした。
 他人のことを気にしない性格なので、店長の冷たさもあまり気にしていない。
 ジャニーズ系で「弟にしたいタイプ」。
 客への愛想はいいので、一番慕われている。
 実際、年の離れた姉がいる。両親が早くに他界したため、姉が働いて頭のいい輝を大学まで行かせてくれた。現在は奨学金を貰ってる。
 本当はバイトも給料がいいホストクラブとかやりたいけど、「姉さん、怒るっていうか、悲しむだろうなぁ・・・」とシスコン。
佐倉 アリス(さくら ありす) パティシエ、21才
 現在、務めている店の人間関係に悩んでいて、辞めたいと思っていた。
 その矢先にカフェの求人チラシを見て転職を決意。



" CORDON BLEU "(コルドンブルー)はフランス語でブルーリボンのこと。『最高に栄誉あるものに送られる青いリボンの勲章』を意味します。古くは聖霊騎士団に授けられた極めて誉れ高い勲章。
また、フランスのルイ15世が、妾マダム・デュバリーの料理人にこのコルドン・ブルーを与えたことから、皮肉交じりの冗談で、美味な料理を「コルドン・ブルー」と呼ぶようになったという逸話もある。そこから、料理の上手い女性の事を示すのに使うようになった。男性に対しては使わないらしい。

2008.04.10 Thursday

星降る夜に

ある大学生の1年間を。
4月:大学に入学。健康診断があって、「要精密検査」と結果がくる。
5月:再検査などをして、すぐにどうこう・・・はないけれど、いつ死んでもおかしくないと言われる。
   元々、死ぬことは怖くなかったし、自分なんてそんなに価値のある人間じゃないと、少し破れかぶれ。
6月:懸命に生きている人と出会って、「いつ死んでもいいように、やりたいことはやってしまおう!」と開き直る。
7月:(大学は京都です)京都の7月は暑い。盆地の気候もだけれども、祇園祭があるからだ。
   カップルで見にきている人たちを見ていて、「やっぱり恋はしたいよなー」とか思う。
   かといって、こればっかりは1人でできるものじゃないし。人付き合いも上手なわけじゃない。なるようになれ、か。
8月:帰省。両親には健康診断のことは言えなかった。
   地元にいる親友にぽつりと漏らしたら、彼が「んじゃ、とっておきの場所に連れてってやるよ」と秘密の場所に案内してくれる。

2008.04.04 Friday

「空に散る花」プロット

・3月末。4月移動の人たちの送別会を予定していた。
・桜も満開になったので、急遽、お花見になった。
・「場所取りした人は芸をやらなくていい」と聞いて、篠原が場所取りをかってでる。
・同期の相模と2人でブルーシートの上に鎮座。
・篠原は文庫本を読んでいて、相模はメールをやっていた。
・身長が低い相模は、篠原に「写真を撮って」と携帯を渡す。
・「使い方、よくわからない」というが、押し切られて写真を撮る。
・相模は、しょこたんっぽく写メを掲載しているブログを持っているという。
・「ふーん」と聞いていたら、篠原の携帯にもメールが届く。
・メールは友人の若宮からのもの。「今日、また行く」という報告。
・篠原がメールを読むだけ読んで、返信をしないことに相模はいぶかしむ。
・「オレ、携帯苦手なんだ。相手もそれわかってるから、送ってくるだけ」
・「えー? 返信してあげなよ!」
・また色々言われて、「花見だから遅くなる。勝手に入ってろ」と返信。
・すると、若宮から「返信くれるなんて珍しい」と即レス。
・時間をかけて「場所取りだから暇なんだ」と返す。
・何通かやりとりするうちに、若宮は挑戦するように、絵文字を入れてきたり、写真付きで送ってくる。
・「・・・カメラついてないって、知ってるだろうが・・・」と、項垂れる。
・「私の携帯で撮って、篠原君に送るから、それを転送してあげたら?」
・なんだかんだと、メアド交換♪
・写真を入れて、若宮に送る。
・「永久保存版だ」とレスがくる。
・中高生ならまだしも、25歳にもなると新しいことに手を出すことを躊躇うようになる。
 現状で充分だと満足してしまう。それじゃあ、いつまでたっても成長しない。
 勇気を振り絞って、新しいことを始めてみるのも悪くないよな?
・翌日、泊まった若宮に、携帯を買い換えるから付き合えと、強引に携帯ショップに行く。
・そこで、カメラ付携帯に変更する。
・「うわっ。何? マジでどういう心境の変化?」>小姑のように若宮は煩い。
・「別に深い意味はねーよ」と言いつつ、相模のように、少しずつ写真を撮ってみている。
・拙い言葉で始めたブログ。
 写真は、花とか、空とか。都会生活の中で見つけた「自然物」たち。
 本当に写真と、三行メールのようなブログだが、毎日続けているうちに、それなりのアクセス数にもなっていた。

2008.03.13 Thursday

月の呪縛001

 子供は、親を選んで生まれてくることはできない。生まれる場所も、時代も、環境も。子供には選択権はない。
 だが、その子の運命は、生れ落ちた瞬間に決まっている。


     1.

 地上に散りばめられた人口の宝石を見下ろす高層ビルの十五階。窓の外を見下ろして、星野遥はコーヒーを飲んでいた。これから、長い夜が始まる。
「星野君、じゃあ、後よろしく」
「あ、課長。お疲れさまでした」
 声をかけてきた安藤課長に立ち上がって一礼する。他にも数人の社員が安藤と前後して部屋を出て行った。
 ドアが閉まると静寂が襲ってくる。パソコンのモーター音すら、大きな音に聞こえる。月に一・二度、当番制で回ってくる宿直当番だ。システム開発を担当する部署では徹夜組みも出たりしているようだが、保守管理を担当する遥の部署は、よほどのトラブルがない限りは定刻の勤務時間外は、サーバ室の監視のために泊まりこみの宿直以外はぞろぞろと帰っていく。
 不要になった蛍光灯を消して、自分のデスクにあるスタンドだけを灯した。広い部屋の中で、遥のデスクだけがぼんやりと白く浮かび上がった。
 砂糖もミルクも入れないブラックコーヒーをぐっと飲み干してから、さあとパソコンに向かう。遥は宿直が嫌いではなかった。元々、夜更かしは得意であるし、誰にも何にも邪魔されずに、溜まった仕事を片付けることができる時間は必要だ。
 保守管理と言えば聞こえはいいが、要するに何でも屋だ。パソコンが動かない、メールが送れない、ファイルが開かない。コールセンターにかかってくる電話は、時には茶飲み話にまで及んでいて、この会社にもそんな暇人がいるのかと呆れてしまう。今のご時世、パソコンとネットがないと仕事もままならない。自分がトラブルを発生させたというのに、まるでこちらがトラブルを起こしたかのように文句をいうオヤジという人種を「申し訳ございません」と、感情の籠もらない謝罪の言葉で黙らせることなど、もうお手の物だ。コールセンターの電話は定時を過ぎると時間外の応対メッセージに変わる。時々、個人的に内線を鳴らす人もいるけれど、時間外を理由に明日へと回す。
 何の音も聞こえなくなると、ふと心に幼少時代を過ごした深閑とした森が蘇える。
 もう忘れたつもりだったのに、覆いかぶさってくる闇が遥を捕らえて離さない。
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2008.03.04 Tuesday

■廃校になった小学校の最後の卒業生

白峰小学校(白倉小学校がモデル・・・)
・不破 貴志(尚祐のイメージ?)
 ガキ大将。スポーツ万能。頭はそこそこ。
・片桐 仁(進かなー?)
 頭はあまり良くない。スポーツは貴志に勝てなくて、ちょっとライバル意識を燃やしてる。
 でも男子が2人だけなので、仲はいい。
・星野 遥(一応、主役?)
 母子家庭。不倫の子供。父親が誰かは、一切わからない。
 勝気な性格なのだが、自分が反抗すれば、母親が悪く言われるので、口を噤むようになった。
 でも、悔しいので、成績優秀・品行法制を保った。現在は東京在住。
・松岡 由衣(友ちゃんイメージ?)
 今も村に住んでる。母親の美容院を一緒に手伝っている。結婚して子供2人。
 勉強も運動も、何につけても平均点な子。
・柏木 奈緒(山田君イメージ?)
 運動神経がいい。頭は遥といい勝負。リーダータイプ。
 東京にいるけど、遥とはあまり会ってない。(会わなくなっていった・・・かな)
・梶 綾乃
 大人しい子。
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2008.02.15 Friday

猫と私

それから数日後、きれいな星空の夜があった。月明かりもなく、絶好の天体観測日だ。
とは言っても、別にがっつりと天体望遠鏡を覗くわけでもない。
自宅の2階に、申し訳なさ程度にあるベランダから、ぼんやりと星を眺めるだけ。一人暮らしの気軽さで、ベランダに缶ビールを1本と、少々のおつまみとをトレイに乗せて持ち込んでの一人宴会だ。
冬は、私が一番好きな星座・オリオン座がある。なぜ好きかと聞かれても、明確な理由はないのだけれど。多分、幼い頃に最初に覚えた正座だからかもしれない。冬の南天に三ツ星が輝き出すと、人知れず喜びを感じるのだ。

残り少なくなったビールに、もう一本飲むかどうかを思案する。
今日はまだ水曜日。明日も仕事が山積みだ。でも、気分もいいし、これくらいで明日にアルコールが残るほどヤワじゃない。
くいっと残りのビールを飲み干して、新しい缶を取りに立ち上がった。
みゃあ。
不意に猫の鳴き声が聞こえた。あ、アイツだ。
近所に猫は何匹もいるだろうに、私はそう決め付けた。

2008.02.11 Monday

ブラックコーヒー

真田さんのマンションって、あまり物が無さそう。
簡単な料理くらいはしてるだろうけど、基本的に自分ひとり用。
来客のことって考えてないと思われる。
>イガさんとシマくらいしか来ないだろう。

なので。
コーヒーはあるけど、ミルクも砂糖もない。
(調理用の砂糖ならあるけどね)


深空を部屋に連れて行って、コーヒーを差し出す。
「ブラックだけど飲めるか?」
「あ、はい」
「すまん。ミルクも砂糖もないんだ」
と、ちょっと言い訳。
そのコーヒーを飲んで。

ブラックコーヒーって真田さんみたい。
苦いから最初は敬遠しちゃうけど。
飲んだら、こんなに温かい・・・。


(深空ちゃん、ほれたねv)






■コーヒーにまつわる名言(Wikiより)
「よいコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い。」
(フランスの政治家、タレーラン=ペリゴール)
「私は自分の人生をコーヒースプーンで測りつくした。」
(詩人、T・S・エリオットの『J.アルフレッド・プルーフロックの恋歌』より)
「コーヒーは地獄のように黒く、死のように濃く、恋のように甘くなければならない。」
(トルコの諺)
「数学者はコーヒーを定理に変える機械だ。」
(ハンガリーの数学者、ポール・エルデシュ)

2008.01.31 Thursday

海空

■深空
・お兄ちゃんみたいだなぁ、という好意
・口数が少なくて、少し強引なところがあるけれど、真っ直ぐで尊敬できる先輩。(指導してもらっているから)
・女の影(死んだ奥さん)を見つけて、ちくりと心が痛む。(これって、嫉妬?)
・弱い面を見てしまって、「もしかして、無理してるんじゃ?」と心配になる
・褒めてもらえたり、頼ってもらえたりするようになって、嬉しい。(やった、片桐さんに褒めてもらえた!とか)
・あまり笑わない片桐が、ふわっと笑顔をくれて、舞い上がる。(私、好きなんだ・・・って)
・好きだと自覚したからこそ、忘年会のとき、酔っ払った片桐に抱かれるのが嫌だった。
 (誰かの代わりなんて、イヤ!って)

■片桐
・奥さんが死んでから、レスキューバカになっていた。
・レスキューのことしか考えてなくて、女なんて見てなかった。
・「人を好きになる資格はない、とか思っとるやろ?」(by 若)
・指導を命じられたこともあって、深空を見るようになった。幼い行動につい笑みが漏れてしまう。
・無理に大人ぶろうとしている姿に、放っておけなくなる。「無理しなくていい」
・深空の明るさに救われている自分に気づく。
・酔ったとき、理性がきかなくなって抱き締めてしまい、深空に拒否されて、「バカなことをした」と後悔する。




忘年会の後。二人とも気まずくなる。
そんな時、ホイストサブで乗り込んだら、第三隊だった。
仕事に徹して、片桐と深空は言葉も交わさなかった。
それがあまりにも不自然で、他の隊員たちに突っ込まれる。
「隊長となんかあった?」
「隊長にいじめられた?」

2008.01.30 Wednesday

こまごま裏設定。。。

■恋愛衝動5題
瞳を奪う
指先に愛情を
首筋に所有印
唇を汚して
全部愛した
http://chu.futene.net/31d/

28歳男性。
若気の「やりてー!」な衝動は終わってるけど、25歳〜30歳って、一番女を抱きたい頃なんだと思う。
それでいて、大人の余裕ぶってみたりして。火がついたら、かなり熱いと思う。

23歳女性。
特に深空ちゃんは、男性経験少ないからね。>ファザコン・ブラコンだったから。
未だに恥じらい感じちゃうのです。でも、ちらほらと母性も出てくる年齢。


■陽生(第2部・・・扱いかな)
深空の兄。
パパっこだったけど、両親が離婚する際、「母さんは俺が守る」と母親についていった。
離婚後も、ヘリに乗る父親を深空と二人で眺めていたりしてた。>だから、結構、会っていた。
深空は本当は、両親の子供でははい。父の妹の子供。(生んですぐに死んだとか)
勝手に引き取って育てると言ったので、それから母との仲がうまくいかなくなっていった。
深空はそのことを知らないまま育ってます。今も陽生を本当の兄と思っている。
深空11歳、陽生16歳の時に、父の事故死。その後、迷わず保大に入り、ヘリパイの道へ。
父と同じヘリパイになったことで、母とも喧嘩。ずっと、官舎とかで暮らしてる。
また、わざと東京以外の勤務地を選んでいる。>航空基地は全国13箇所だっけ?
第1管区(札幌)だったが、移動で羽田航空基地になった。>海保側にも、兄妹だと言ってないから、同じ職場になってしまう。
妹が自分の親友と付き合っているのを知って、フクザツな心境。

特救を海難現場に送る際、ヘリが制御不能になる。
まだ隊員たちが乗っていたが、「なんとかねじ伏せてるうちに、全員降りろ!」と命令する。
>乗ってるのは、若ちゃんの隊とかにしようか。
「機長も早く脱出してください!」「ハル! さっさと飛ばんか!」
若林も叫ぶけど、陽生も実は水に対して恐怖心を抱いているから、飛び降りれない。
羽田基地の通信室に片桐と深空も駆け込んでいる。
「・・・お兄ちゃん!」「深空、幸せになれよ」これを最後に、通信が途切れた。あとはノイズだけ。
「やだ・・・、お兄ちゃん! 返事してよ!」わーっと泣き崩れる。
特救が遺体を収容してくる。霊安室で、片桐に支えられて呆然としているところに、母親が入ってくる。
片桐の海保の制服を見て、キッと睨む。深空には気づかない。>子供の頃の顔しか知らないから。
「あなたたちがあの子を死なせたのよ!」「ヘリになんか乗せるから・・・」
片桐が言い返そうとしたけど、深空はその手をとって黙らせた。
葬儀にも片桐と若林が行ったけれど、追い返される。
深空は祖父母とともに行く。そこで、母が深空を見て驚く。
「あなたまでヘリに乗ってるの・・・?」「はい。私もお兄ちゃんも、父を尊敬してましたから」
「尊敬、ね・・・」「一度は結婚した人でしょう? 父のこと、そんな風に言わないでください」

「蓮さんは、死なないでね」「死なないために、特救になったんだ」「うん」


■蓮の過去・・・・は?
どの時点でバラすかですね。
知っているのは、若林と陽生と、当時の基地長くらい。
結婚してるらしいよ・・・という噂と、でも一人で住んでるし・・・という噂と。
尾ひれついて、離婚してるらしいとか、それも成田離婚!という話になっている。
片桐も「奥さんはー?」みたいな話になっても、笑って言葉を濁しているので、誰も真相を知らない。

深空と過ごす時間が増えて、少し表情も柔らかくなる。
それを見ていた若林が、「そろそろ自分を許してもええんちゃう?」とか言う。
深空にも、「あいつ、どう思う?」とか聞くし。若林って、結構世話女房?(笑)
「どこまで自分痛めつけるつもりやろか・・・」
ぽつりと呟いた若林の言葉が気になってしかたがない。
でも、それは自分に向かって言われた言葉ではなく、若林の独り言。これは聞き流しておくべきなのだろうか?
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