■ ■ ■ 猫と私
それから数日後、きれいな星空の夜があった。月明かりもなく、絶好の天体観測日だ。
とは言っても、別にがっつりと天体望遠鏡を覗くわけでもない。
自宅の2階に、申し訳なさ程度にあるベランダから、ぼんやりと星を眺めるだけ。一人暮らしの気軽さで、ベランダに缶ビールを1本と、少々のおつまみとをトレイに乗せて持ち込んでの一人宴会だ。
冬は、私が一番好きな星座・オリオン座がある。なぜ好きかと聞かれても、明確な理由はないのだけれど。多分、幼い頃に最初に覚えた正座だからかもしれない。冬の南天に三ツ星が輝き出すと、人知れず喜びを感じるのだ。
残り少なくなったビールに、もう一本飲むかどうかを思案する。
今日はまだ水曜日。明日も仕事が山積みだ。でも、気分もいいし、これくらいで明日にアルコールが残るほどヤワじゃない。
くいっと残りのビールを飲み干して、新しい缶を取りに立ち上がった。
みゃあ。
不意に猫の鳴き声が聞こえた。あ、アイツだ。
近所に猫は何匹もいるだろうに、私はそう決め付けた。
とは言っても、別にがっつりと天体望遠鏡を覗くわけでもない。
自宅の2階に、申し訳なさ程度にあるベランダから、ぼんやりと星を眺めるだけ。一人暮らしの気軽さで、ベランダに缶ビールを1本と、少々のおつまみとをトレイに乗せて持ち込んでの一人宴会だ。
冬は、私が一番好きな星座・オリオン座がある。なぜ好きかと聞かれても、明確な理由はないのだけれど。多分、幼い頃に最初に覚えた正座だからかもしれない。冬の南天に三ツ星が輝き出すと、人知れず喜びを感じるのだ。
残り少なくなったビールに、もう一本飲むかどうかを思案する。
今日はまだ水曜日。明日も仕事が山積みだ。でも、気分もいいし、これくらいで明日にアルコールが残るほどヤワじゃない。
くいっと残りのビールを飲み干して、新しい缶を取りに立ち上がった。
みゃあ。
不意に猫の鳴き声が聞こえた。あ、アイツだ。
近所に猫は何匹もいるだろうに、私はそう決め付けた。
Comments