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2008.02.13 Wednesday

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・四隊(若林)とのテイクで、ホイスト降下する。
 若林が降りて、ガイドロープ張って、そこへ降りる。その後、もう1人降りてきて、その人が要救助者役となってヘリに戻る練習まで。
 うまくいったので、深空はちょっとはしゃいでる。
・若林が真田の部屋におしかけて、「おもろい子やなー」と、報告する。
・次、六隊とのテイクで、初めて海上での訓練になる。
 その時、扉を開けてホイスト操作しようと乗り出した時点で、がくがくと震えて落ちそうになる。(真田が押さえる)
 「悪いが、そのまま防基へ向かってくれ」
・A槽で波を立たせて、縁まで行かせると、やっぱり深空は気分が悪くなる。
 「水恐怖症とか?」「今まではそんなことは・・・」
 武山君の時と同じで、深層心理に潜んでいたトラウマとかが表に出たのかもしれない。
 「このままじゃ、フライトは無理だな」「克服します! 絶対に!」
 意志の強さに、真田が負ける。「・・・ここで練習するなら、見てやる」「え、でも・・・」「いいか、一人ではやるな」
・何度か練習をしていた。
 真田が出張に行くからいないと言った日があったが、深空はこっそりと1人で練習していた。
 夕方、三管本部に報告に来た真田が、音がするので覗いてみたら、深空がおぼれかけてる。
 助けて、がつっと殴る。「1人でするなと言ったろ? 俺がこなかったら死んでるんだぞ!」と怒鳴られる。
 「・・・片付けておくから、お前はもう帰れ」
・外は雨。深空は濡れながらとぼとぼ歩いている。殴られた左頬が熱い。
 「あれ? なっちゃん?」星野とばったり会う。「どうしたの? 濡れちゃって・・・」>泣いていることに気づく。
 「・・・少し歩くけど、とりあえず、その頬だけ、冷やそうか?」と、官舎へ。
 「それ、真田隊長?」「・・・はい」で、顛末を話す。
 「・・・それだったら、隊長じゃなくても怒るね」潜水は必ずバディシステムで2人でもぐるのが基本。
 「でも、真田隊長が怒ったのは、それだけじゃないんだろうな・・・」「え?」
 「隊長が、バツイチって噂、聞いたことない?」「あ・・・。ありますけど」「あれ、本当なんだ」
・真田の秘密を聞いちゃいます。
 「僕が言ったって言わないでよ」で、星野が話す。星野はずっと真田に憧れていたから。全部知ってる。
 新婚旅行でスキューバやって。奥さんは自分だけがヘタだから、練習しようと1人で潜って亡くなった。
 「だから、真田さんは厳しいくらいに、2人1組を徹底するんだ」

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