2007.02.08 Thursday

君と見る蒼空

「君に話したいことが、沢山あるんだ」

「ほしのこえ」ちっくに。まさよしあんちゃんの曲で。
烏森もまぁ、ウロ様みたいなもんなんだよね?
ってことで。
烏森を封印した時。時音が一度、閉じ込められる。
良守が無理矢理、中に入って助け出した。
でも、心を奪われてしまった。
怪我もないけれど、意識が戻らない(眠り姫状態?)
17・19かな?
悲しい話・・・というよりは。
あんなこと、こんなことあったよね?みたいな。
枕元で眠る時音に向かって、思い出話&「今日はこんなことが」って報告。
最後に時音が目覚めて終わる。。。。べただな。


「君に話したいことが、沢山あるんだ」

良守(高2になったばかり)
今も授業中は寝ていることが多い。
授業が終わったら、すっと立ち上がって教室を出て行く。
部活をするでもなく。特に誰かと交わろうともせず。そのまま学校から出て行く。
神田(今は別クラス)が去っていく良守も見ている。
「墨村君ちって、逆方向じゃなかったっけ?」
「そういえば、朝は向こうから来るよな」(市ヶ谷君)
「・・・どこ行ってるんだろう?」
「バイトでもやってんじゃない? いつも眠そうだし」
結界師のお仕事かなぁ・・・?と、ゆいなちゃんは思ってる。

良守は病院に行く。
病室のドアを開けると、時音の母がいる。
「おばさん、交代しますよ。休んでください」
「いつもありがとう」
枕元に座って。「ただいま」って語りかける。


半年ほど前。16・18の時。
時音の大学受験までにはと、烏森の再封印を試みた。
ウロ様の時のような、結界を張るために。
良守1人ではなく、時音と2人、地下の異空間に入った。(地上には繁じいと時子)
封印を完成させて。「あんたの方が力の消耗が激しいんだから。先に出なさい」と、時音に押された。
そのせいで、時音が出ないうちに入口が閉じそうになる。
時音は中で彷徨ってしまった。
良守が無理矢理中に入って、時音を助けた。
けれど、時音の心が戻らなかった。
受験を、卒業を目の前にして。時音は永遠の回廊に迷い込んだ。

本人不在のまま、時音は卒業することになった。もちろん、受験は保留。
卒業式を前にして、良守は知らない女子生徒に呼び止められる。
「あなた、確か図書館で雪村さんとよく話してたわよね?」
「あ、ああ・・・。家が、隣だから」
「彼女、入院したって聞いてるんだけど。図書館の本を貸し出したままなの。
 ご家族の方とかに、話してみてもらえないかな? 一応、学校のものだし・・・」
「・・・わかった。おばさんに言っとく」
初めて入った時音の部屋。
図書館で1度に借りれるのは、5冊。MAXまで借りている。
本当はもっと勉強したかったんだろうに。本棚に並んだ様々な本と。受験のための参考書。
どうして、時音なんだ?
あの時、どうして時音を先に出してやらなかったんだろう。
烏森が正統継承者を呼ぶことくらい、俺が1番わかっていたはずなのに。

完全看護だから、付き添いはいらないけれど。
やはり、時音が目覚めた時に、誰かがいてやりたいという思いから。
日中は母親がいるけど、彼女1人に無理をさせるわけにもいかない。
もう夜に烏森に行かなくてもいいし。良守は夜はずっと、時音に付き添った。
朝になると、1度家に寄ってから、学校へ行っている。
そっと時音の手を取って、ぎゅっと握ったまま夜を明かす。
あの日から、良守はほとんど眠っていない。眠れるはずがない。
浅い眠りと覚醒を繰り返しているだけ。

ある夜、正守が様子を見に来る。
「時音ちゃん、どう?」「・・・変わんない」「そうか・・・」
「あんまり、根を詰めるなよ。お前まで倒れちゃ、時音ちゃん悲しむよ」

「・・・時音をもう1度、烏森に連れてったら、どうだろう?」>最後の手段?
「お前・・・。それは、いくら何でも無謀だろう?」
「でも、時音の心は、今もあそこにある気がするんだ」

2007.02.07 Wednesday

背中合わせ01「誰にもいえない」

誰にも言えない恋をした。

別に咎を受けるような恋じゃない。
ただ、誰に言っても信じてもらえないような相手だから。
文武両道、才色兼備、容姿端麗、品行方正、etc。
ありとあらゆる褒め言葉を並べ立てたような人。
それが、雪村時音だ。
私立烏森学園高等部三年。学年トップの成績で、どんなスポーツもそつなくこなす。長い髪をポニーテールに纏めて、颯爽と廊下を歩く様を見れば、学園中の誰もが振り返る。かといって、それらをひけらかすでもなく、あくまでも自然体で、誰にでも優しい。
平成のナイチンゲールと称したヤツもいたっけか。
それに比べて。授業中は寝てばかりで、テストは赤点スレスレ。得意な教科は体育と美術という、どうしようもない自分。テレビに出るような二枚目というわけでもなく。取り柄なんて、何もない。多分、学園内でも一番目立たない。
それが、俺。墨村良守だ。
二人が恋人同士だなんて言って、誰が信じるって言うんだ?
笑われるのがいいとこ。妄想だって言われるのがオチだ。
だから、誰にも言わない。誰にも教えてなんかやらない。

他にも言えない理由がある。
それは、あまりにも理不尽な理由で。しかも、良守自身にはどうすることも出来ない。
良守の家と、時音の家。つまりは、墨村家と雪村家。この両家には長きに渡る確執がある。現代版『ロミオとジュリエット』を地で行ける関係だ。
墨村家と雪村家は、同じ間流結界術を継承する家柄だ。この結界術というものがまた、一般人には言えない稼業だ。
携帯電話とかインターネットとか。IT産業真っ盛りの現代に、幽霊や妖怪が存在することを知る人間は少ない。そして、その妖を退治する術者が存在するなんて。この事実だって、誰も信じないことだろう。
同じ流派でありながら、正統性を巡って四百年も敵対しているというから、お笑いものだ。それでいて、開祖から賜った隣同士の土地で、四百年も『お隣さん』を続けてきているのだから。本当に敵対しているのか、敵対するフリをしているだけなのか。本当のところ、よくわからない関係だ。
両家が任されているのは、二人が通う学校が立つ地・烏森を守ること。
烏森はそこに集まる妖達に力を与える。故に夜毎、様々な妖が力を求めて吸い寄せられてくる。それを退治するのが良守と時音の仕事だった。
数々の修羅場を共に乗り越えてきた戦友でもある。
死と隣り合わせの日々。時音の腕に残る傷、良守の全身にも小さな傷痕が無数に残っている。そして、本当にこの地で命を落とした友もいる。
互いがいたからこそ、今、ここにいる。
秘密を共有することで、慰め合っているだけなのかもしれない。互いの傷を舐め合うように身体を寄せ合っているだけなのかもしれない。心の空白を埋めるために互いを求めた。
不器用な愛だ。幼い恋だ。
心に蟠る想いを、どうやって伝えたらいいのかもわからなくて。足りない言葉を補うように、また抱き締める。
もう後戻りはできない。

誰にも言えない恋でも。俺と時音の二人だけは知っている。
後悔はしたくないから。
何も出来ない自分を嘆くのは、後でいい。今は目の前の事実から逃げ出さない。


ふーっと溜息をついて、定位置となっている中等部校舎の屋上、更にその昇降口の上に寝転んだ。
今宵はまだ、烏森に妖の気配はなかった。そして、時音の姿もない。いつもならば、良守よりも先に来て、ぐるりと見回りを終えているのに。まあ、いいか。妖もいないんだし。気配を感じてからでも遅くない。
「まったく。まだ寝るのかい?」
「うっせーな。眠いんだからしょうがねーだろ」
口煩い妖犬・斑尾がふわふわと浮かんでいる。一応は、こいつも妖だけれども。首に巻いた封印のおかげで、今は墨村家付の妖犬として、結界師の仕事を助けている。女言葉を使っているけれど、れっきとしたオスだ。開祖・間時守に一目惚れしたとかで、恥ずかしげもなくオカマ犬になったらしい。
いつも、良守には手厳しくて。噛み付かれたことも度々だ。
妖は夜にならないと動き出さない。故に結界師も夜の住人になっている。まだ学生である良守にはキツイ仕事でもある。万年寝不足で、授業中に寝てしまうこともしばしば。時間が取れれば、五分でも寝たいところだ。
「良守っ!」
うとうととし始めていた所を呼ばれてしまった。
これが斑尾の呼ぶ声ならば、何度かは無視してやるところなのだが、時音の声とあってはそうもいかない。
上半身だけ起こして、声のする方を見た。
「・・・はよ」
「何が、おはようよ。今は夜!」
「目覚めた時の挨拶は、おはようと決まってんだよ」
階段を上りきらない状態で、胸から上だけが見えている。
「サボってないで、降りてきな。見回り行くよ」
「へいへい・・・」
これが恋人同士の会話だろうか?
そんな風に思わないこともないけれど。夜の烏森では、二人は結界師である。
「んーっ」
思いっきり身体を伸ばしながら、時音の後に続いた。
「ほら、これでも飲んでシャッキリしなさい」
ぽんと放られたのは、良守の好きなコーヒー牛乳。・・・かと思ったが、チルドカップのカフェオレだった。しかも、無糖。
「・・・・・」
確かに目は覚めるだろうけれど。
「時音、俺に喧嘩売ってる?」
「いい加減、甘いのやめた方がいいわよ?」
「うるせー! 俺はコーヒー牛乳が好きなんだよ」
「だから、それがカフェオレじゃない」
「砂糖が重要なんだよ、砂糖が!」
「・・・お子様」
そう、これ。これが嫌なんだよな。
二歳の年の差はどうしたって埋まらない。飛び越えて年上になることなんて出来ないのに。こうやって年下扱いするんだ。
「違うって! 砂糖は重要なエネルギー源なんだよ!」
「あんたさぁ・・・。今はまだ上に伸びてるからいいけど。そのうち、横に広がるわよ?」

2007.02.06 Tuesday

背中合わせの夜 プロット

■背徳プロット「背中合わせの夜」
私たちは、同じ罪を背負った咎人。「背徳」という名の甘美な蜜に酔いしれる、この世で最も幸せな罪人。

01.誰にも言えない(良)
誰にも言えない恋をした。
お隣さんで、幼馴染で、同業者で。数々の修羅場を共に乗り越えてきた戦友だ。
傷を舐めあっているだけなのかもしれない。
でも。死と隣り合わせの日々の中で。互いがいたから、今、ここにいることができている。
秘密を共有することで、慰めあっているだけなのかもしれないけれど。

02.恋人同士の逢瀬は、ほんの僅かな時間だけ(時)
学校帰り。突然降りだした雨に、近くのバス停の待合室に逃げ込んだ。
ハンカチで雨を拭っていると。「うわーっ! つめてー!」突然、良守が駆け込んできた。
待合室とは言っても、小さな屋根があるだけの建物。木造のベンチは二人並んで座れば、窮屈なくらい。
立ったままの良守にハンカチを差し出す。「風邪ひくわよ?」「・・・いらね」
学校では話しかけるなと言っているせいか。良守はじっと外を見つめたまま。
恋人と呼べる関係であるはずなのに。甘酸っぱさとは無縁の関係。
「・・・雨、止まないね」気まずくて、つい、声をかけてしまう。
けど。良守は雨足が弱まったのを見て、「俺、先行く」と駆け出して行ってしまう。

03.モラルに逆らうというリスク(良)
なんだよ、時音のヤツ。俺が学校で話しかけたって、無視するくせに。
雨に濡れた色っぽい状態で。こっちの我慢にも限度がある。
あのまま一緒になんていたら、人目を憚らずに襲っちまう。
夜の烏森学園。さすがに、会話をせずに済ますわけには行かない。
「良守、来たよ」「わかってる」あくまでも冷静な態度を崩さない。
それが悔しくて。仕事が終わった後、帰ろうとする時音を捕まえる。

04.ばれてはいけない(時)
学校の裏庭。木にもたれて抱き締められる。
「やっぱり、無理があるわよ」「関係ねーよ」両家の確執は、思いの他、根が深い。
繁守と時子も昔はもっと仲が良かったという話だけれども。
良守や時音に知らされていない、烏森の秘密と何か関係があるのだろうか?
越えてはいけない一線が、そこにあるのだろうか?

05.自分のものだと言えたら(良)
食堂で、向こうに時音が座る。どんなに距離があっても、視線の端に入ってくればわかる。
同じように田端が時音を見つけて騒ぐ。
「やっぱ、キレイだよなぁ・・・」好きという感じではなくて。高嶺の花に憧れているという感じ。
それでも、やはり良守は面白くない。
この場で。大声で「時音は俺の彼女なんだからな!」と叫ぶことが出来たらいいのに。

06.公衆の、無責任な言葉の針(時)
どうしても良守に話さなければならないことがあって、昼間の学校で声をかけて屋上に連れ出した。
(妖関連のこと。夜まで待てなかった)
それを見た男子生徒達が、中傷の言葉を良守にぶつける。
突然現れた、冴えない少年に、「何者だ」とか。良守は気にしていない風だけれども。時音の方が傷ついてしまう。

07.理解者(良)
たまに顔を出すだけの正守なのに。一瞬で、気付かれてしまった。
「満願成就したってわけだ」「別にそういうわけじゃ・・・」想いは通じたけれど。問題が多すぎる。
「おじいさん達は色々言うだろうけど。いいんじゃない? どうせ、もう、壊れてんだし」>また意味深な。
「・・・兄貴は不謹慎だって思う?」烏森のことが解決したわけでもないのに。色恋沙汰なんて。

08.いつか飽きられるかもしれないけれど(時)
日曜日。良守に呼び出される。電車で1時間ほど離れた街へ。
ここは大きな街だから、多分、知り合いにも会わないだろう。普通の恋人のように手を繋いで、並んで歩く。
中学三年生の頃から身長も伸びて。男らしくなった。子供っぽかった顔も随分と大人びた。
時々思う。自分は良守には不釣合いなんじゃないかと。
幼い頃から、一番近くにいたという理由だけで。恋をしていると思い込んでいるだけじゃないのかと。
いつの日か、広い世界に飛び出していって。本当の恋をするんじゃないかと。
眠る良守の背中の傷を手で撫でて。込み上げてくる不安をそっと隠した。
モノクロに暮れ行く外の景色。もう、帰らなくては。

09.逃がすものか(良)
このところ、時音がよそよそしい。避けられているのか。嫌われているのか。
強引過ぎるのは、自他共に認めるところだけれど。それだけが原因なのだろうか?
わかれて見回っていた時、強大な妖気を感じた。・・・これは。時音のいる方向じゃねーか。
校舎をぐるりと回ると、防戦一方になっている時音がいる。
アイツの結界じゃ、そうはもたない。「結っ!」さらに大きく囲んでから。
時音と妖の間合いに割り込む。火黒に比べたら、どんな妖も遅く感じる。
「そんな程度じゃ、正統継承者はやれないぜ?」
挑発して。ターゲットを自分に向ける。そのまま、時音から離れて危害が及ばないようにする。その上で、滅する。

10.好きです、何があっても。(時)
腕を怪我している良守を手当てする。
バカ。無茶したら承知しないって言ったじゃない。それなのに、結局これ?
成長してないんだから。
大事にしてくれるのは、嬉しい。
戦いの時。背中を預けられる人。必ず後ろにいて。力強く守ってくれる人。
バカだけど。純粋で。直向きで。誰よりも、透明な。
ああ、もう。認めるわよ。良守が好きよ。

2007.02.05 Monday

背徳の恋で10のお題

01.誰にも言えない(良)
02.恋人同士の逢瀬は、ほんの僅かな時間だけ(時)
03.モラルに逆らうというリスク(良)
04.ばれてはいけない(時)
05.自分のものだと言えたら(良)
06.公衆の、無責任な言葉の針(時)
07.理解者(良)
08.いつか飽きられるかもしれないけれど(時)
09.逃がすものか(良)
10.好きです、何があっても。(時)

http://lonelylion.nobody.jp/ rewrite さま

2007.02.04 Sunday

誰も知らない空の彼方 プロット

烏森を封印した。(14歳・16歳の時)
強大な敵が出現する心配はなくなったけれど。烏森の地にはまだ妖が訪れる。
それを退治するために、良守達はまだ夜毎、仕事を続けていた。
(ぼんやりとお月見してたりすることのほうが多いけど)

高校3年になった時音は、大学進学に関して悩んでいた。
良守は、自分の想いを封じて。時音に「好きなように生きろよ」と言う。


01.あの日の空の色
良守(18歳)は、いつものように屋上で寝転がっていた。
見上げた空は、あの日の空に良く似ている。真っ青に、どこまでも澄んでいる。
目に焼きついている、あの空の色。
2人の別れの朝の色だ。

02.キミとボクの分岐点
(しばし、回想シーンです)
時音(18歳)が熱心に勉強していることは知っていた。
烏森を封印し、力を伸ばす必要が無くなってからは、修行よりも図書館に通っているようだ。
だから、これを伝えるのが、俺の役目。
「・・・大学、望むところに行けよ。俺と違って、時音は頭がいいんだし。何か、夢があんだろ?」
自分の想いには、折り合いをつけることが出来る。
特に夢があるわけでもないし。俺はここの地に縛られてもいい。

03.笑顔の奥に隠した本音
時音は東京の大学を受験した。発表はまだだが、きっと合格するだろう。
そして。卒業式。
「今まで、ありがとう。これからは、自分の夢に向かって頑張れよ」
笑顔で見送る。この上なく晴れ渡った空は、時音の門出を祝してくれているのだろう。

04.見上げた空は俺の心のよう
時音が東京へと旅立つ日。
泣いてしまいそうだったから、見送りには行かない。
いつまでも子ども扱いされるのも嫌だし。
その日の夜。久しぶりに1人きりの烏森。
「ちぇ・・・。雨か」雨の日は、妖もあまり行動しない。来たけど無駄足だったかな。
雨は、良守の変わりに涙を流すように、その晩、やむことはなかった。

05.消えてはくれない
あれから、もうすぐ2年が経つ。なのに、思い出は簡単には消えてはくれない。
忘れてしまうには、ここ<烏森学園>には思い出が多すぎる。

06.残酷な天使
正守から仕事を手伝って欲しいと、HELPコール。
「無理。烏森あるし」「おじいさんの許可は取ってあるから」「・・・・・」
ある高校に妖が出るので、調べて退治してほしいとの依頼。
高校なので、大人が出て行くのもなんなので、高校生である良守にお願いしたいと。
「大丈夫。閃も行くから安心して」そういう問題じゃないけど。
「わかったよ。んで? 場所は?」「東京」

07.星のない夜
東京は2度目。1度目は修学旅行だったか。夜の学校に閃と2人で潜入している。
夜なのに辺りは明るくて、喧騒も鳴り止まない。こんなとこで術を使って大丈夫なのか?
屋上に行き、周囲の様子を確かめる。烏森と違って、全てが密集している。外に出すわけには行かないな。
ふと空を見上げて。星も月も見えない。
・・・こんなところで、アイツは暮らしてるんだ・・・。

08.偶然という運命
時音が東京のどこに住んでいるのか知らない。
2年前のあの時。もう2度と会うこともないだろうと思って、連絡先も聞かなかった。
なのに。どうして。
こんなにも沢山の人がいるこの街で。俺達は出会ってしまうんだろう。

09.午前2時のお茶会
真夜中、仕事をしていると、突然、時音がやってくる。(閃もいます)
「ご苦労様。美味しいケーキ、持って来たの」
それは言い訳にすぎないことは、着込んだ装束を見ればわかる。
雪村家の白い結界師の装束。それ、東京に持ってきてたのか?
「時々、夜行のお手伝いさせてもらってるの。一応、術者ですから」
なんだ。兄貴に嵌められたのか?

10.身体中を侵食する
胸に秘めていた想いが溢れる。鍵をかけて、封印していたはずなのに。
これ以上、そばにいられない。
「・・・帰れよ」冷たく突き放すしかない。どうせ、自分は何日かすれば、烏森に戻る人間なんだから。
「仕事の邪魔して、ごめんなさい」逃げ出すように時音は帰る。
「追いかけろよ!」「いいんだよ。・・・これで、いいんだ」自分に言い聞かせる。

11.初めてのメール
(閃?正守?が、勝手に時音に良守のメールアドレスとかを教えていた)
部屋に寝転んで。ぼんやりとしているところに、メールが届く。
まだ、携帯に慣れなくて。やっと開いてみたら、時音からのメールだった。

12.気付けなかったキミの本音
昨晩のことを詫びる文章と。自分を後押ししてくれたことに対する「ありがとう」と。
そして。「離れてはじめて気付いたけれど。良守のこと、好きだった」

13.口吻ける冷たい傷痕
閃(正守?)に電話をして、時音の電話番号を聞き出す。
「・・・会いたい。今すぐ。会いたいんだよ!」マンションの場所を聞いて。全速力で駆けていく。
ドアを開けた時音をそのまま抱き締める。

14.儚い夢
妖は退治したし。その後の魔よけも施した。ここでの仕事は終わり。
もう、戻らなければならない。お互いの『現実』に。

15.未来の約束
最後にもう1度、時音に会いに行く。
「・・・大学を出たら、絶対に烏森に帰るから。それまで、待っててくれる?」
その約束があれば。どれだけだって待てる。
幼い頃からずっと好きで。この年まで待ったんだ。あと数年待ったところで、変わらないよ。

16.レールのない空へ
(エピローグ的)
良守は烏森学園を卒業して。近くのケーキ屋で働いていた。
今でも時折、学園に忍び込んでは屋上で転寝している。

青空のキャンパスに描かれる未来には、レールもルールもない。
青空の彼方には、まだ、誰も知らない無限の未来が広がっている。

2007.02.03 Saturday

無意識な恋

気がついたら目が追ってる
どうしてだろう、他の奴と笑ってるアイツにイライラする
この胸の高鳴りは何?
触れてみたい
可愛いなぁ
アンタが笑うと、何かあたしも嬉しい
お願い、これ以上見ないで
目を合わせるのが恥ずかしい
なんだか無性に会いたい
「そんなん、見てりゃ分かるんだよ」
何で逃げるんだよ
気がつけばいつも、お前の笑顔に励まされてた
お前の笑った顔が目に焼きついて離れない
どうしよう、"女"を意識してしまった
あれ、何か顔が熱い
とにかく、隣にいろよ
ぎこちない雰囲気
………顔、紅いよ?
あと少し、一緒にいたいかも
指摘されて気付く
やば、恥ずかしすぎて死ぬ…
お前にだけ現れるこの症状
手が触れた瞬間、お互い慌てて離れた
好きな人、できた?
あいつ、いいよな…
え、俺ってお前が好きなの?

http://forest11-0110.fool.jp/ffff/index.html

2007.02.02 Friday

切なく意味深なお題30

01.あの日の空の色
02.冷たい手
03.今はまだここにいて
04.あの言葉は本当?
05.聞えても心までは届かない
06.並んで歩いているのに
07.キミとボクの分岐点
08.海のように深い
09.月を見上げた
10.妖しい夜空
11.寂しい時に会いたい関係じゃない
12.開け放たれたドア
13.散らばったガラスの破片
14.月のない夜
15.汚れたシャツ
16.頬を撫でる風
17.色あせてくれない記憶
18.触れると冷たい
19.溶けない氷
20.燃えているような空
21.鳴らない電話
22.動かない時計
23.偶然という運命
24.消えてはくれない
25.キミと見た夢
26.見上げた空は私の心のようで
27.あなたの笑顔を忘れない
28.花の命のように儚い
29.言わなくても背中で解る
30.最後にキミと出会った場所で
 

http://kioku21.nobody.jp/odaitop2.htm

2007.02.01 Thursday

夜について10の台詞お題

1、夜ってすごく神秘的よね
2、夜の空気って昼とはまた違うんだ
3、全てを包み込む闇って感じ
4、電気が無かったら怖くて動けないよ
5、星とか月って夜だから輝けるんだね
6、私、夜のような存在になりたいな
7、あの闇の向こうには何があると思う?
8、昼があるから夜があるんだよ
9、一人の夜ほど…
10、夜は貴方が見えなくなりそうで怖いの

http://kotohanataba.fc2web.com/index.html
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