2008.06.02 Monday

君への帰り道

「ただいまー」
 声をかけながら、蘭は靴を脱いで中へと入っていった。
 しんと静まり返った宅内に、ああ、そうかと思い出す。
 いつもならば「お帰り!」と元気良く返してくれた少年は、もういないんだった。
 もう何度目かとなる認識を新たにする。
 彼いないことを認めてしまうと、『江戸川コナン』という少年の存在さえもなかったことになってしまいそうで怖い。
 彼は、確かに、ここにいたのだ。

 階下の探偵事務所も蛻のからだった。外はまだ明るいし、夕飯の準備にはまだ早い。
 蘭は自室に入って制服を着替えると、くたりとベッドに身体を横たえた。
 最近の自分は、この上なく無気力だ。
 なんにもする気力が湧かない。
 いつの日か、彼がいなくなることはわかっていた。最初からそういう決め事だった。
 蘭の一番大切な彼がいなくなった日に、ひょっこりと現われた少年。

2008.06.01 Sunday

100歌

124 「Sweet Peach Tree」 by 愛内里菜
125 「今日の君と明日を待つ」 by GARNET CROW
126 「Woman」 by アン・ルイス
127 「Love Boy」 by 倉木麻衣
128 「白い服黒い服」 by aiko
129 「東京ライフ」 by KAN
130 「key to love 〜愛のゆくえ〜」 by MISIA
131 「Eternal Flame」 by Bangles
132 「ラスト・ダンスは私に」 by 越路吹雪
133 「恋することしかできないみたいに」 by GARNET CROW
134 「Tune The Rainbow」 by 坂本真綾
135 「十七歳の地図」 by 尾崎豊
136 「Everything」 by MISIA
137 「Saturday in the Park」 by Chicago

2008.05.13 Tuesday

放課後の教室

学園モノでもやってみようかと思うんだけど、どんな雰囲気にしようかな。


教室の窓から見えるモノ。
青い空、白いモクモク入道雲、キラキラ乱反射してるプールの水しぶき、子犬みたいなアイツ。

長すぎた制服の丈がちょうどよくなる頃、僕等は何を知って、何を忘れるだろ。


01. 気が付けば君を探してる
02. あんな表情、知らない
03. 傍にいるだけで満足できたら
04. 掠めた指先
05. 少しだけ速まる鼓動
06. たったそれだけのこと、なのに
07. 答えを失くした間柄
08. 触れたくて、でも触れたくなくて
09. 秘めて隠して、押し殺して
10. 泣きたくなったら僕を呼んでね


http://waranote.blog76.fc2.com/blog-entry-630.html
http://clubnoohl.blog66.fc2.com/blog-category-10.html
http://zaxon.80code.com/tmp/novels/houkago.htm
http://blog.livedoor.jp/matatabi_tamachan/archives/50209817.html

2008.05.12 Monday

新蘭学園モノ プロット

■月が泣いた夜
この言葉、気に入ったんだけど。この話のタイトルには合わないかなぁ。
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2008.05.09 Friday

新蘭学園もの。

べたすぎて面白くないや。なので、凍結・・・かな。
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2008.05.08 Thursday

「お前も、女なんだからな」

文化祭の準備で遅くまで学校に残っている。
他の女の子が残ってるのを見つけて、駅まで送る。
「蘭も気をつけてね」
「大丈夫。私、空手の黒帯なんだから」
「あはは。そうだったね!」>で、女子とはわかれる。

自宅への帰り道。なぜか、新一がいる。
「あれー? 新一、どうしたの?」
「・・・お前なぁ。自分が女だってこと、忘れてねーか?」
「え? やだ、何言ってるの? 私、強いから大丈夫よ!」
>「じゃ、こっちだから!」とさっさと手を振って行ってしまう。

2008.04.24 Thursday

■He's not there.

 どうして、いつも。
 オレはそこにいないんだろう。

 一番大切なものを。
 この手で、守りたいのに。



 佐藤刑事と高木刑事が乗り込んだヘリが、貯水ダムの上空へとやってきた。
 助かったと安堵すると同時に、もう一人、助けなければならない人のことを想った。
 燃え盛る炎の中で、何も知らずにパイプオルガンの響きと、バイオリンの音色と、甘美な歌声に酔いしれているのだろう。
 コナンがいないことを、少し気にしながら。
 いや。その辺は、灰原あたりが適当に誤魔化してくれているかもしれない。そうであってほしい。
 何も知らずに、恐怖や不安を感じずに済むのであれば、それでいい。
「・・・蘭さんのことが心配?」
 先ほどまでは饒舌に犯人を推理していたのに、突然、黙り込んだオレに佐藤刑事が笑いかけてきた。推理のときは小学生のコナンが言うことも誰よりも耳を傾けてくれるけれど、やはり、子供扱いだ。安心させようとしているのがわかる。
「う、うん・・・」
「大丈夫よ。警察も消防も、みんな一生懸命やってるから」
 一生懸命、精一杯。
 それ以外に言い様がないことはオレ自身が一番わかっている。
 いつもそうだ。
 危険な目にあうのは、どうして蘭なんだ?

2008.04.10 Thursday

タイトル候補

僕が望むもの(すべてを/永遠)
優しさの午後(記憶/法則)
Happy Drops
幸せのかたち
君とのじかん
君と見る青空
歩くような速さで(アンダンテ?)
午後の歩き方




月の光に照らされて
海にかかる月
過去からの手紙

2007.05.01 Tuesday

福井風?

福井晴敏風?


追記
「殺されたいらしいな」(口の悪い男お題)???


蘭は取り壊し寸前の廃ビルの中を駆けていた。
照明など灯るはずもなく、割れた窓ガラスから入り込んでくる幾ばくかの光だけが頼りだ。何度も転びそうになり、その度に強く手を引いてくれる存在がなければ、蘭はとうに挫けていただろう。
蘭の右手を握るその手は力強く、どこまでもぐいぐいと前へ引っ張ってくれる。
はあはあと荒い息をたてながら、何度目かの角を曲がった。
増設に増設を重ねたらしいビルは、まるで迷路のように入り組んでいる。隠れる場所は無数にあるが、救いとなる出口を見つけられずにいた。
背後から迫ってくる足音が、次第に大きくなっているような気がしてならない。
だが、蘭には振り向く勇気がなかった。
きっと、目にしてしまったら。本当に挫けてしまう。
ザッと靴音を立てて、前を走る新一が立ち止まった。その行く手をドアに阻まれてしまったのだ。
「くそっ」
ノブを回してみても、鍵がかけられているらしい。
「蘭、さがってろ」
ボタン式の簡易ロック錠だ。これなら、何とかななる。
右手に持っていた銃を構えなおすと、ドアとの接合部に向けて弾を放った。
サイレンサー付の銃からは、パシュッと蘭の耳にようやく届くほどの音しか聞こえなかったが、ドアからは弾とドアノブが弾ける音が響いた。
これで、敵にも居場所が知れたかもしれない。それでなくても、向こうはプロだ。迷っている暇はない。
「行くぞ」
「うん」
差し出された左手を握る。
壊れて半開きになったドアを抜けて、2人はまた走り出した。
灯台の回転灯が、等間隔で新一の横顔を照らす。
その秀麗な顔には、何の感情も感じられなくて、ぞくりと蘭の背中に冷たい汗が流れた。
新一の右手に握られた拳銃。
父が元警察官で、馴染みの刑事も多い。間近で拳銃を見るのは初めてではない。
だが、その拳銃が新一の手の中にあるということが、未だ異質なことのように感じられてならない。
ここは日本で。一般人が拳銃を持つことは許されていない。
今、新一が持っている拳銃も、先ほどの乱闘の際に敵が持っていたものを奪い取ったものに他ならない。
なのに、新一は使い慣れた風に敵に向けても発射していた。
「・・・行き止まりだ」
苦々しく呟いて壁に手をついたのも一瞬だけだった。
周囲のドアや窓を全てチェックして、逃げ道はないか、隠れられる場所はないかと探している。
今更のように、蘭に恐怖心が蘇えってくる。
目の前にいる新一に対しての恐怖なのか。追い詰められたこの状況に対する恐怖なのか。迫り来る死への恐怖なのか。自分でもわからないまま、とにかく体中が震え、足に力が入らなくなる。
「蘭っ!」
倒れそうになる寸前で、新一が抱きとめた。
拳銃を持つ右手はぶらりと下に投げ出されたままで、左手だけで蘭を支えている。
震えが止められなくて、知らぬ間に新一のシャツを握り締めていた。
「・・・ごめんな」
ぽつりと呟いた声は、いつもの新一と変わらぬ声をしていた。
つまらないことで喧嘩をして、照れながら謝ってくれた時。そんな時と変わらぬ口調で。こつんと蘭の肩に頭を乗せた。
「怖い思いさせて、ごめん」
優しい言葉に、涙が出そうになる。
伝わってくる温もりに、まだ自分は生きているのだと実感する。

さっき新一が撃った相手は、死んでしまったのだろうか?
新一が、人を殺した・・・・・?


「いつまでも逃げるなよ、工藤」


鋭利な声が、ビル内に響く。まだ遠くだが、確実に迫ってきている。
人差し指を立てて唇にあてる。静かにしろという合図。蘭もこくりと頷く。
その指で、今度はある場所を指差す。そこへ移動しろという意味らしい。がくがくと震える足を、なんとか前へ出し。崩れた壁の間に身を隠した。
新一はその壁の前に座って、蘭が見えないようにする。
「まったく。梃子摺らせんじゃねーよ」
じゃりっと砂を噛む音がして、声が間近に降ってきた。
きっと、今、新一の目の前に立っているのだろう。

「大人しくしてりゃ、見逃してやったものを。どうやら、殺されたいらしいな?」

追ってきたのは、あの長髪の男。
確か、ジンとか呼んでいた。
冷酷な瞳を思い出しただけで、背筋が凍る。
蘭もそれなりに場数を踏んできた。あの瞳は殺人犯というよりも、殺戮を楽しんでいる殺人鬼の瞳だ。
「さて。まずは、後ろに隠れているお嬢さんから行こうか?」
ぴくんと身体が反応する。新一が庇っていることなど、お見通しなんだ。
「そうはさせねーよ」
「ほう? そんな銃でオレに対抗しようってのか? 舐められたもんだな。人を殺したことなど、ないくせに」
「・・・ご期待に添えなくて残念だけど。こう見えても、人を殺してんだ。それに、相手がお前なら、躊躇ったりなんかしねーよ」
新一の声に、自嘲のようなものが混ざっている。
なんだろう。こんなの、新一らしくない。
でも、人を殺したって?
探偵として、罪を憎んでいたはずなのに。どうして、そんな風に笑うの?
人を殺したなんて、簡単に言わないで。それじゃあ、まるで、目の前にいる殺人鬼と同じじゃない。

「バカ!」

気がついた時には、身体が動いていた。
すくっと立ち上がって、つかつかと2人の間に割り込む。
涙が流れていて、きっと顔もぐちゃぐちゃだろう。そんなことどうでもいい。
「2人とも、大バカよ!」
「よせ、蘭!」
慌てた新一が立ち上がり、蘭を庇うように身体を滑らせる。左手で後ろへと追いやられながらも、叫び続ける。
「何よ! それで2人ともカッコいいつもり? 人の命を奪って、それで自分が神にでもなったつもり?」

2007.02.17 Saturday

時かけ

の2番煎じになりそうだけど。

・志保さんが変な薬を作って、新一に飲ませる。
(勝手にコーヒーに入れて)
・新一が気付かぬうちに、1日が経過している。
(月曜の次が水曜日・・・みたいに)
・そこで、蘭に「昨日、ありがとv」みたいに言われて、「え?」って。
・んで。志保に「オレの時間をかえせー!」とか。
 「あら、心配しなくても効き目は2日だから」とかさ。。。
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