2008.05.28 Wednesday

モトカレ

(源のことなのかなー???)

28歳。バツイチ。離婚して一人暮らしになって。とりあえず派遣で働いてます。
最初に勤めたところが、1年契約で。次の派遣先を探していたら、派遣会社の担当から、A社を紹介された。
んー。A社かぁ。いい会社なのはわかっているけど。
まだ辞めてなければ、高校時代につきあったモトカレの就職先がそこなんだよね。
ま、それなりの規模の会社だし。社内で会わない可能性だってあるか。
そう思って派遣OKした。

モトカレは、まだ辞めてなかったけど。フロアが違っていて、最初は顔をあわせなかった。
なので、ほっとして働いていたら。
社内の移動で、モトカレが同じフロアになった。でも、仕事は関わる部署じゃなかったので。
遠くにいるのをパーテーションの向こうに見たりするだけだった。
向こうも気づいているんだろうな・・・とか、ちょっと意識しつつ。
彼は結婚しているという話も聞いたし。関係ないって顔をしていた。

そして。ついに。同じ部署ではないけれど。仕事で密に関わる部署に彼が移動になった。
話さないわけにもいかなくて。「○○さん」と他人の顔して仕事している。
もう10年も前の話だもん。モトカレなんて言っても、時効だよね?
いくら、彼が「ハジメテのオトコ」でも。

2008.05.28 Wednesday

やまの子、まちの子

直線距離はすごく近いのに。
由佐(ゆさ)町と東由佐町には、大きな隔たりがあった。
「となり町」のはずなのに。間に大きな由佐川が流れていた。
川の名前をとった「由佐町」は、反対側には山があって、川と山とに挟まれた小さな町内。
川の東側にある「東由佐町」は、開けた土地で大きな工場があるからにぎわっている。
川を挟んで隣あう2つの町を行き来するには、3kmほど下流の県道まで迂回しなければならなかった。

あるとき。工場が拡張をすることが決まり。
それにあわせて、2つの町を繋ぐ橋も作ることが決まった。
何十年間と、交流のなかった2つの町が、たった5分で行き来できるようになった。
工場に勤めるたくさんの人が、由佐町に家を建てた。
でも、橋ができただけで、由佐町にはコンビニもないし、田園風景が広がっている。
他の町から越してきた人は、ちょっと田舎な町での「スローライフ」に憧れて、
満喫している気になっていた。

「・・・ばっかじゃない。あんたたちまちの子が、あたしたちのスローライフをぶち壊したんじゃない」



ブルーバック
ティム・ウィントン (著), 橋本 礼奈 (イラスト), 小竹 由美子 (翻訳)

さ・え・ら書房 (2007/07)
ISBN-10: 4378007967
ISBN-13: 978-4378007960
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