■ ■ ■ プロット。
■海空
名前、ちょっと変えましょう。
・片桐仁 → 片桐 蓮(れん)呼名:れん
・藤堂翔 → 藤堂 陽生(はるき)呼名」:はる
・若林 → 若林 清高(きよたか)呼名:わか
三人は保大の同期。
片桐と若林は、特救に入ったのは同時だったが、隊長になったのが片桐が早い。今は、二人とも隊長。
藤堂は、ヘリパイ。今は第1管区(北海道)の航空基地勤務。深空の兄。(でも、片桐や若林は知らない)
深空も片桐たちが兄と仲がいいとはしらなかった。
■ぷろっと。
・深空が航空基地に配属になる。(大学出て、呉での講習を終えた後なので、7月くらい?)
・片桐と若林が練成を頼まれる。(若ちゃんは妻帯者なので、仕事以外ではほとんど顔をあわせない)
・ヘリを「音」で止める。
・リペ訓練開始。定置訓練ではできた。
「・・・子供の頃から、ヘリに乗ってましたから」
・だが、海上でやると恐怖で足が竦んだ。
「水が怖い?」「いえ・・・。そんなことは、ないはずなんですが・・・」
でも、ヘリのハッチを開けて、外を覗こうとすると、がくがくと震える。
・ヘリを降りて、「ちょっと来い」と、横浜防災基地へ連れて行き、プール横に立たせる。
やっぱり、水を覗き込んで吐きそうになる。
「我慢しなくていい。楽になるなら、吐け」「・・・すみません」
介抱されながら、父の事故のせいかもしれない・・・と、語る。
・横浜防災基地で水に慣れましょう!訓練開始。深空が溺れる。(人工呼吸とか入れてみる?)
そのまま帰ろうとするが、外は雨。傘なし。
「平気です。その辺のホテルにでも泊まりますから!」と、頑なに帰ろうとするけど、無理矢理自分のマンションにつれてくる。
・とりあえず、濡れた服を脱いでシャワー浴びろとと、バスルームに押し込む。
タオルと、ぶかぶか過ぎるスウェットを渡す。
交替で片桐がシャワーしている間に、ソファで眠ってしまっている。しょうがないので、ベッドに移し、自分がソファで寝る。
・翌朝、先に目を覚ましたのは深空の方。自分の服が洗濯されて、干されているのを見て真っ赤になる。
まだ眠っている片桐に、ごめんなさいと手を合わせて、メモだけで出て行く。
・片桐はちょっと風邪っぽい。だが、当直の日なので出勤。
出動はなかったが、無理をしたので熱が上がって、倒れそうになりながら翌朝帰宅。
・夕方、片桐との練習だったはずだが、来たのは若林。「あいつ、倒れたんや」と聞く。
私のせいだ・・・と、責任を感じて、片桐のマンションに向かう。
「・・・あの、風邪を引かれたと聞いて・・・」「移るから帰ろ」「でも、私のせいですし・・・」
「体調管理は自分の責任だ。誰のせいでもない」「・・・せめて、夕飯だけ作らせてください」>で、お粥を。
・食べさせて、片付けし終えたら、片桐は眠っていた。
寝顔を見ながら、少しどきどきしている自分がいる。
「海の男に惚れると、辛いわよ」と言ったのは、海自の彼氏を持っている友達だったか。
首を振って、変な想いを断ち切ると、深空はマンションを出た。
・夜中、片桐が目を覚ますと、額に乗っていたタオルが落ちた。そうか、夏堀が来たんだっけ。
もう何年も、この部屋に女性を入れていなかった。本来ならば若い夫婦向けの2LDK。
レスキュー中は即断即決の自分が、こんなところでうだうだと迷っているなんて知ったら、隊員たちは何と思うだろう。
・次の練習日。お互いにどこかぎこちなく。それでも、淡々と練習をしていた。
若林が見ていて、深空が帰ろうとしているところを掴まえる。
「・・・蓮のこと、どう思っとるん?」「素晴らしい潜水士だと思います」「そうやのうて・・・」「?」
「男として、どうかって聞いとるんや」「え? そ、そんなっ! 邪まな感情は持ってません!」
・若くて、かっこよくて、優しくて。羽田航空基地にいても、隣の片桐の話は入ってくる。
皆、気になってはいるが、自分たちとは世界が違う・・・とばかりに、窓から訓練中の姿を眺めているだけ。
「いいよね、あの筋肉ーv」とか騒いでいる。
それでいて、浮いた噂がないのは、特救が恋愛なんてしている場合ではない命の現場だからか。
でも、深空の訓練につきあってくれたり、三隊の人たちと飲みに行ったりしている。
あの広い部屋は、一人用のはずがない。遠距離恋愛?という言葉が浮かんだ。そして、ちくりと胸が痛んだ。
・気持ちを切替えて、練習に集中する。
水にも慣れて、「再チャレンジさせてください」と、海上へ。「成功!」で、前橋にも褒めてもらえた。
・「ありがとうございました」と、礼を言いに行く。
・ちょうど、そんな頃に仮配属終了時期がやってきた。(9月末?)
羽田航空基地内での深空に対する評価会議に、片桐と若林も呼ばれる。
「実際、君らが一番影響を受けるわけだが。現場の意見を伺いたい」
「整備士としても優秀ですし。ヘリを全く怖がらないのは、利点ですよ」
「そやな。あとは経験値あげりゃ、問題ないやろ」
・航空整備士として、正式に羽田航空基地に配属となりました。ヘリにも同乗できるようになりました。
その後、初めて片桐とヘリで一緒になったあと、お礼を言う。
「〜自分達の安全を〜」な斜めった返事がくる。それも、片桐らしいと思ってしまう。
・11月末は片桐が一番嫌いな季節。(奥さんの命日がある)
2日間の休みを取って、長野の奥さんの実家へ墓参り。今もそちらの両親からは罵声を浴びせられる。
「海保続けてるのは、それで贖罪のつもりか?」みたいな。
「お前が何人、人を助けようと、●は帰ってこない」とか。
・12月頭。ひよこ隊も入り、隊の編成が新しくなる。
それと早めの忘年会を兼ねて、飲みに行くことになった。
行った店に、航空基地の面々がいて、深空もその中にいた。気づいたら、なぜか隣になっていた。
まあ、だからって何かあるわけでもないし。若林がやたらと酒を注いでくることにも気づかず、酔いつぶれる。
「隊長が潰れるなんて、珍しい」こてっと横になって寝てしまう。
・これは、甘えてくれているんだろうか?
判断がつけにくくて、「平気ですよー」と、本当はどきどきなのに笑って誤魔化す。
「じゃ、あとよろしく!」「え?」ちょっと、よろしくって。女の私がこの人を運べるわけないじゃないですかっ!
・店に残されてしまう。だが片桐は起きない。>無理に起こそうとしないせいもある。
訓練、厳しいもんね・・・と、思わず里心。ふわっと髪を撫でて、一人で赤くなる。
しばらくして、どうしようもないので、やっぱり起こす。「・・・ああ、すまん」と、半分寝ぼけたまま店を出る。
それを支えながら、マンションまで送る。
・「じゃあ、私はこれで」と、頭を下げた深空の腕を引き、玄関へと引き寄せる。
そのまま後ろから深空を強く抱き締める。
「・・・片桐さん? 酔ってらっしゃいます?」深空の静かな声で、はっと我に返る。
お前は、今、誰を抱いた?
緩めた腕の中で、くるりと深空が向きを変える。「他の人にはしないほうがいいですよ。本気にされちゃいますから」
少し無理な笑顔を作って、深空は片桐の手を解いた。
「今日はゆっくり眠ってください」言って、出て行こうとする深空をやはり引き止めてしまう。
「・・・片桐さん?」「・・・いてくれないか」「・・・何言って・・・」「一人でいたくないんだ」
5つも年下の女に、何を甘えている。自分の寂しさを癒すために、利用しようというのか?
最低だな、俺は。
・深空も混乱していた。
いつも自信満々で、誰からも頼られている片桐が、こんな弱みを見せるなんて。
多分、自分じゃなくてもよかったんだろう。今、目の前にいる人ならば誰でもよかったのかもしれない。
ここで断る方が優しさなのか。慰めてあげることが優しさなのか。
恋愛経験の少ない深空には、どちらがいいのかなんてわからない。
でも、迷子の子犬のような瞳の片桐を放っておけなかった。
「・・・片桐さんが眠るまで、いてあげます」そう言って、中へ入った。
・クールな人だと言われている。時には非情と思える部分さえ感じる。
でも、それだけの人だったら、誰も慕わない。
練習を見てくれていたのもそうだ。「お前には無理だ」と決め付けることだってできたのだから。
多分、中まで入った人のことは、大きく包むのかもしれない。
・ソファに座っていると、シャワーを終えた片桐がコーヒーのマグを2つ持って、隣に座った。
「ミルクも砂糖もないけど、平気か?」「はい」
こてっとさっきの居酒屋のように、深空によりかかってくる。「・・・お前、温かいな」そう言って寝入っていく。
その体勢で寝られたら、動けないじゃない!
いつの間にか、深空も片桐に寄りかかるようにして眠ってしまった。
名前、ちょっと変えましょう。
・片桐仁 → 片桐 蓮(れん)呼名:れん
・藤堂翔 → 藤堂 陽生(はるき)呼名」:はる
・若林 → 若林 清高(きよたか)呼名:わか
三人は保大の同期。
片桐と若林は、特救に入ったのは同時だったが、隊長になったのが片桐が早い。今は、二人とも隊長。
藤堂は、ヘリパイ。今は第1管区(北海道)の航空基地勤務。深空の兄。(でも、片桐や若林は知らない)
深空も片桐たちが兄と仲がいいとはしらなかった。
■ぷろっと。
・深空が航空基地に配属になる。(大学出て、呉での講習を終えた後なので、7月くらい?)
・片桐と若林が練成を頼まれる。(若ちゃんは妻帯者なので、仕事以外ではほとんど顔をあわせない)
・ヘリを「音」で止める。
・リペ訓練開始。定置訓練ではできた。
「・・・子供の頃から、ヘリに乗ってましたから」
・だが、海上でやると恐怖で足が竦んだ。
「水が怖い?」「いえ・・・。そんなことは、ないはずなんですが・・・」
でも、ヘリのハッチを開けて、外を覗こうとすると、がくがくと震える。
・ヘリを降りて、「ちょっと来い」と、横浜防災基地へ連れて行き、プール横に立たせる。
やっぱり、水を覗き込んで吐きそうになる。
「我慢しなくていい。楽になるなら、吐け」「・・・すみません」
介抱されながら、父の事故のせいかもしれない・・・と、語る。
・横浜防災基地で水に慣れましょう!訓練開始。深空が溺れる。(人工呼吸とか入れてみる?)
そのまま帰ろうとするが、外は雨。傘なし。
「平気です。その辺のホテルにでも泊まりますから!」と、頑なに帰ろうとするけど、無理矢理自分のマンションにつれてくる。
・とりあえず、濡れた服を脱いでシャワー浴びろとと、バスルームに押し込む。
タオルと、ぶかぶか過ぎるスウェットを渡す。
交替で片桐がシャワーしている間に、ソファで眠ってしまっている。しょうがないので、ベッドに移し、自分がソファで寝る。
・翌朝、先に目を覚ましたのは深空の方。自分の服が洗濯されて、干されているのを見て真っ赤になる。
まだ眠っている片桐に、ごめんなさいと手を合わせて、メモだけで出て行く。
・片桐はちょっと風邪っぽい。だが、当直の日なので出勤。
出動はなかったが、無理をしたので熱が上がって、倒れそうになりながら翌朝帰宅。
・夕方、片桐との練習だったはずだが、来たのは若林。「あいつ、倒れたんや」と聞く。
私のせいだ・・・と、責任を感じて、片桐のマンションに向かう。
「・・・あの、風邪を引かれたと聞いて・・・」「移るから帰ろ」「でも、私のせいですし・・・」
「体調管理は自分の責任だ。誰のせいでもない」「・・・せめて、夕飯だけ作らせてください」>で、お粥を。
・食べさせて、片付けし終えたら、片桐は眠っていた。
寝顔を見ながら、少しどきどきしている自分がいる。
「海の男に惚れると、辛いわよ」と言ったのは、海自の彼氏を持っている友達だったか。
首を振って、変な想いを断ち切ると、深空はマンションを出た。
・夜中、片桐が目を覚ますと、額に乗っていたタオルが落ちた。そうか、夏堀が来たんだっけ。
もう何年も、この部屋に女性を入れていなかった。本来ならば若い夫婦向けの2LDK。
レスキュー中は即断即決の自分が、こんなところでうだうだと迷っているなんて知ったら、隊員たちは何と思うだろう。
・次の練習日。お互いにどこかぎこちなく。それでも、淡々と練習をしていた。
若林が見ていて、深空が帰ろうとしているところを掴まえる。
「・・・蓮のこと、どう思っとるん?」「素晴らしい潜水士だと思います」「そうやのうて・・・」「?」
「男として、どうかって聞いとるんや」「え? そ、そんなっ! 邪まな感情は持ってません!」
・若くて、かっこよくて、優しくて。羽田航空基地にいても、隣の片桐の話は入ってくる。
皆、気になってはいるが、自分たちとは世界が違う・・・とばかりに、窓から訓練中の姿を眺めているだけ。
「いいよね、あの筋肉ーv」とか騒いでいる。
それでいて、浮いた噂がないのは、特救が恋愛なんてしている場合ではない命の現場だからか。
でも、深空の訓練につきあってくれたり、三隊の人たちと飲みに行ったりしている。
あの広い部屋は、一人用のはずがない。遠距離恋愛?という言葉が浮かんだ。そして、ちくりと胸が痛んだ。
・気持ちを切替えて、練習に集中する。
水にも慣れて、「再チャレンジさせてください」と、海上へ。「成功!」で、前橋にも褒めてもらえた。
・「ありがとうございました」と、礼を言いに行く。
・ちょうど、そんな頃に仮配属終了時期がやってきた。(9月末?)
羽田航空基地内での深空に対する評価会議に、片桐と若林も呼ばれる。
「実際、君らが一番影響を受けるわけだが。現場の意見を伺いたい」
「整備士としても優秀ですし。ヘリを全く怖がらないのは、利点ですよ」
「そやな。あとは経験値あげりゃ、問題ないやろ」
・航空整備士として、正式に羽田航空基地に配属となりました。ヘリにも同乗できるようになりました。
その後、初めて片桐とヘリで一緒になったあと、お礼を言う。
「〜自分達の安全を〜」な斜めった返事がくる。それも、片桐らしいと思ってしまう。
・11月末は片桐が一番嫌いな季節。(奥さんの命日がある)
2日間の休みを取って、長野の奥さんの実家へ墓参り。今もそちらの両親からは罵声を浴びせられる。
「海保続けてるのは、それで贖罪のつもりか?」みたいな。
「お前が何人、人を助けようと、●は帰ってこない」とか。
・12月頭。ひよこ隊も入り、隊の編成が新しくなる。
それと早めの忘年会を兼ねて、飲みに行くことになった。
行った店に、航空基地の面々がいて、深空もその中にいた。気づいたら、なぜか隣になっていた。
まあ、だからって何かあるわけでもないし。若林がやたらと酒を注いでくることにも気づかず、酔いつぶれる。
「隊長が潰れるなんて、珍しい」こてっと横になって寝てしまう。
・これは、甘えてくれているんだろうか?
判断がつけにくくて、「平気ですよー」と、本当はどきどきなのに笑って誤魔化す。
「じゃ、あとよろしく!」「え?」ちょっと、よろしくって。女の私がこの人を運べるわけないじゃないですかっ!
・店に残されてしまう。だが片桐は起きない。>無理に起こそうとしないせいもある。
訓練、厳しいもんね・・・と、思わず里心。ふわっと髪を撫でて、一人で赤くなる。
しばらくして、どうしようもないので、やっぱり起こす。「・・・ああ、すまん」と、半分寝ぼけたまま店を出る。
それを支えながら、マンションまで送る。
・「じゃあ、私はこれで」と、頭を下げた深空の腕を引き、玄関へと引き寄せる。
そのまま後ろから深空を強く抱き締める。
「・・・片桐さん? 酔ってらっしゃいます?」深空の静かな声で、はっと我に返る。
お前は、今、誰を抱いた?
緩めた腕の中で、くるりと深空が向きを変える。「他の人にはしないほうがいいですよ。本気にされちゃいますから」
少し無理な笑顔を作って、深空は片桐の手を解いた。
「今日はゆっくり眠ってください」言って、出て行こうとする深空をやはり引き止めてしまう。
「・・・片桐さん?」「・・・いてくれないか」「・・・何言って・・・」「一人でいたくないんだ」
5つも年下の女に、何を甘えている。自分の寂しさを癒すために、利用しようというのか?
最低だな、俺は。
・深空も混乱していた。
いつも自信満々で、誰からも頼られている片桐が、こんな弱みを見せるなんて。
多分、自分じゃなくてもよかったんだろう。今、目の前にいる人ならば誰でもよかったのかもしれない。
ここで断る方が優しさなのか。慰めてあげることが優しさなのか。
恋愛経験の少ない深空には、どちらがいいのかなんてわからない。
でも、迷子の子犬のような瞳の片桐を放っておけなかった。
「・・・片桐さんが眠るまで、いてあげます」そう言って、中へ入った。
・クールな人だと言われている。時には非情と思える部分さえ感じる。
でも、それだけの人だったら、誰も慕わない。
練習を見てくれていたのもそうだ。「お前には無理だ」と決め付けることだってできたのだから。
多分、中まで入った人のことは、大きく包むのかもしれない。
・ソファに座っていると、シャワーを終えた片桐がコーヒーのマグを2つ持って、隣に座った。
「ミルクも砂糖もないけど、平気か?」「はい」
こてっとさっきの居酒屋のように、深空によりかかってくる。「・・・お前、温かいな」そう言って寝入っていく。
その体勢で寝られたら、動けないじゃない!
いつの間にか、深空も片桐に寄りかかるようにして眠ってしまった。