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2008.04.23 Wednesday

月の呪縛 ぷろっと

ワイズコーポレーション
 元々は柚澤と結城の2人で起こしたデザイン・設計の会社。
 (イニシャルYが2人・・・で、ワイズ)
 2人ともデザイナーだったが、経営手腕は柚澤の方があったので、柚澤が社長。
 結城は副社長という肩書になっているが、実質、建築家として現場に出ている。
 現在では、アーキテクチュアル部門と、インテリア部門(雑貨類)、ファッション部門を擁する。
 ショップ展開などもしている大きな会社になっている。
 情報システム課は普通の会社ならば外部委託するところだが、情報漏洩を防ぐために自社で。


星野 遥(ほしの はるか):ワイズコーポレーション情報システム課SE
 田舎育ちの24歳。母が未婚で自分を産んだこともあり、恋愛に否定的。
 仕事柄もあるが、足に大きな傷があるため、普段はいつもパンツスーツ。
 髪もくせっ毛なので面倒臭くて、いつも纏めている。
 母は父親のことを何も言わずに他界したが、柚澤が父親だとつきとめた。
 遥と母は似ていないので、気づかれていない。
 (履歴書の家族欄には、伯母(皐月)の名前しか書いてない)
 最近では「なんでこの会社に入社したんだろう?」と自問中。
星野 弥生(ほしの):遥の母。すでに他界。
 服飾デザイナーを目指していて、航平・悟と同じ美大だった。
 不倫の末、遥を身籠ったので、田舎へ逃げた。
柚澤 航平(ゆざわ こうへい):ワイズコーポレーション社長
 50歳。若い頃は二枚目だったのだろうと思わせるダンディさが残っている。
 月の半分は海外にいるので、日本での業務は光征に任せている。
柚澤 光征(ゆざわ みつゆき):ワイズコーポレーション専務
 社長の息子。28歳。顔立ちは父親似。
 海外で育ったので、英語とフランス語が堪能。デザイナーとしての才能があまりない。
 そのため、社長がやってる業務のサポート的な役割についている。>時期社長予定
桧村 正輝(ひむら まさき):ワイズコーポレーション秘書室長
 光征の幼馴染。「社長にずかずか物を言える」数少ない人間なので、秘書室長をしている。
結城 悟(ゆうき さとる):ワイズコーポレーション副社長、アーキテクチュアル部長兼任
 航平と大学時代からの親友。
 今でも第一線で活躍する建築家。ホールやビルなどの設計を手がけている。
結城 透(ゆうき とおる):ワイズコーポレーションファッション部のデザイナー
 25歳。悟の息子。経営とか興味なし。服飾デザイナー。



1章プロット
・臨海副都心と呼ばれる地域にある12階建のビルで働く遥。
・24時間勤務の情報システム課にいる。夜勤は3名が常駐する。
 女性社員は融通してもらえるが、遥は好んで夜勤をしている。
・ある日秘書室から呼ばれ、社長室に向かった。
・遥1人しか知らないことだが、社長は実父かもしれない。
・社長室には、息子の専務がいた。
・ほっとしつつ、変にかかわりを持ってしまったのが嫌になる。
 会いたくないと思うくせに、どうしてこの会社に入ってしまったんだろう。
・それから、何かと光征がPCをクラッシュさせるようになり、何度も呼ばれる。
 いつの間にか社長室専任になってしまっている。
 電話でも「星野さんをお願いします」と指名されてしまう。
・桧村に「私だって忙しいんです」と抗議するが、「一番わかってるし」とかはぐらかされる。
・ある晩の社長室。
 インストールが終了するのを待つ間に、んーと伸びをしてくるりと椅子を回した。
 レインボーブリッジの上に月がのぼっている。
 普段は、夜景を見ても「偽物の星を見て、何が楽しいの?」と思っているが、つい見惚れる。
・知らずに微笑んでいたのを、桧村に見られる。「なんだ、笑えるんじゃない」って。
・そんな折に、田舎の同級生からメールが来る。
 「小学校が取り壊しになるんだって」「だから、最後にみんなで見送ろうよ」みたいな。
・田舎にもあまりいい思い出がない。距離もあるので、帰るのが面倒だなと悩む。
・また社長室に呼ばれて行くと、桧村だけじゃなく、光征と透もいる。
 えっと躊躇していると、「どう? 彼女?」と値踏みされている。
・「○日は空いてる?」「は?」「だから、○日」「うちのパーティがあるんだよね」
 「透がドレスアップしてくれるから、行かない?」「冗談はやめてください」
 「冗談じゃなくて」「本気なら、もっとやめてください」
・言われた日が、ちょうど「帰ってきて」と言われた日だと思い出し、「用事があります」と断る。
・「え? 何? デート?」「・・・実家に帰るんです」
 「へぇ? 実家ってどこ?」「お土産よろしくー!」
 これで帰らざるをえなくなった。
・もちろん、東京では全国の名品が買えるのだから、誤魔化すことはできるだろうけれど。
 この人たちなら、簡単に見破りそうだ。
・結局、実家に戻ることにした。

2章プロット
・遥が育ったのは、山合の小さな小学校。市町村合併の折に、隣の小学校と合併することとなり、
 遥たちが最後の卒業生となった。下級生もいたが、彼らは合併後の小学校での卒業。
・久しぶりに降り立った駅は、前にも増して小さくなったような気がする。
 自分が都会での生活に慣れてしまったせいだろうか。
・友人が迎えに来てくれていて、そのまま彼女の家に向かう。
 遥が育った伯母の家も、今ではこの町にはない。
・高校はそれぞれ違っているが、町内で顔をあわせることはあった。バスとか電車とか。
 だが、高校卒業と同時に遥は東京へ行き、それから一度も帰郷しなかったから、数年ぶりに6人が揃う。

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