■ ■ ■ 傷だらけの僕ら プロット4
17:王様であり続けるための努力
試合で1年生ながら翔はMFとしてフル出場する。
妬みの声と、賞賛の声とが入り乱れる。
毎日、自主トレを欠かさない姿も何人もが見ている。
その反面、出る杭は打たれるで、2年生から制裁を加えられる。
井沢はそれに気づいて、監督に報告しようと言うけど、「誰にも言うな」と翔がとめる。
「実力を見せやればいい。こんなことで俺はつぶされたりなんかしない」
18:孤高の人
(井沢から見た翔って感じかな?)
人を寄せ付けない強さ。でも、それゆえに人を魅了する。
あんなに憎らしいと思っていたのに、同じチームにいると、この上なく頼りになる。
井沢が思っている場所に、パスがくる。なんて正確さ。
チームメイト一人一人の癖とか。走る速度だとか。全部、頭に入ってんのか?
悔しい。悔しい。だからこそ、憧れる。
大会では、決勝で負けてしまった。
誰もが悔し涙になきぬれた。
そんな中、翔だけは―――。空を見上げていた。
19:孤独を知らないブルーへ
U-15に翔が選ばれる。イタリアのユースチームとの試合があり、井沢も観戦に行く。
中学のサッカー部よりもハイレベル(もちろんだが)。
翔はチームの司令塔として、ブルーのユニフォームを着ている。
翔がとても大きく見える。このチームなら、あいつのパスを受けられるFWがいる。
20:エース不在
日本のチームにいつも言われているのが「決定力不足」
いくら、MFが絶妙なクロスボールをあげても、それをゴールに押し込めることができなければ、話にならない。
だから、今の日本の攻撃パターンは、攻撃的MFが必要不可欠。
翔もその一人。パスを出そうとするけど、そこにいるべきFWの姿がなくて。
結局、自分で切り込んでいく。
「俺が決めてやる!」井沢はそう意気込む。
それなりに実力はあるけど―――。「お前には無理だ」
俺のあのパスを受ける、真のエースは、ここにはいない。
21:運命と必然と少しの偶然
ある日、同じサッカー部の高峰が「おもしろいもん見つけた」とネット動画を見せてくれる。
「今、ちょっと話題になってんだ」
それは、ストリートサッカーをやってる少年の映像。
夜だから、周囲も暗くてあまり映りは良くない。
それでも、プレイが上手いのはわかる。
ルーレットを見せたとき、えっと翔が固まる。
これ・・・、航だ。
そう思って見出すと、どのプレイにも航の癖が出ている。
「これ、どこで撮影されたかとか、調べれるか?」「え? まぁ、やろうと思えば・・・」
「頼む、調べてくれ」「わかった。調べとく」
22:わがままなのかな
高峰が調べてきた撮影場所は、翔の実家からほど近い駅前だという。
毎週いるわけじゃないけど、土曜の夜にその辺にいるという噂。
やっぱり、航だ。間違いない。
サッカーを続けてんだよな?
翔の出発の日だって、堤防にいた航はサッカーボールを持っていた。
辞めるなんて、嘘なんだよな?
実家に用事があると嘘を言って、週末に部活を休んだ。
「何でそんなに気にすんだよ。確かにテクはあるかもしれないけど・・・」
「俺の勝手だろう」「お前、チームメイトに向かってそれはないだろ?」
「一人でやってんじゃないんだぞ!」
「・・・俺自身の問題だ。口を挟むな」
わがままかもしれないけど。やっぱり、俺は航とサッカーがやりたいんだ。
試合で1年生ながら翔はMFとしてフル出場する。
妬みの声と、賞賛の声とが入り乱れる。
毎日、自主トレを欠かさない姿も何人もが見ている。
その反面、出る杭は打たれるで、2年生から制裁を加えられる。
井沢はそれに気づいて、監督に報告しようと言うけど、「誰にも言うな」と翔がとめる。
「実力を見せやればいい。こんなことで俺はつぶされたりなんかしない」
18:孤高の人
(井沢から見た翔って感じかな?)
人を寄せ付けない強さ。でも、それゆえに人を魅了する。
あんなに憎らしいと思っていたのに、同じチームにいると、この上なく頼りになる。
井沢が思っている場所に、パスがくる。なんて正確さ。
チームメイト一人一人の癖とか。走る速度だとか。全部、頭に入ってんのか?
悔しい。悔しい。だからこそ、憧れる。
大会では、決勝で負けてしまった。
誰もが悔し涙になきぬれた。
そんな中、翔だけは―――。空を見上げていた。
19:孤独を知らないブルーへ
U-15に翔が選ばれる。イタリアのユースチームとの試合があり、井沢も観戦に行く。
中学のサッカー部よりもハイレベル(もちろんだが)。
翔はチームの司令塔として、ブルーのユニフォームを着ている。
翔がとても大きく見える。このチームなら、あいつのパスを受けられるFWがいる。
20:エース不在
日本のチームにいつも言われているのが「決定力不足」
いくら、MFが絶妙なクロスボールをあげても、それをゴールに押し込めることができなければ、話にならない。
だから、今の日本の攻撃パターンは、攻撃的MFが必要不可欠。
翔もその一人。パスを出そうとするけど、そこにいるべきFWの姿がなくて。
結局、自分で切り込んでいく。
「俺が決めてやる!」井沢はそう意気込む。
それなりに実力はあるけど―――。「お前には無理だ」
俺のあのパスを受ける、真のエースは、ここにはいない。
21:運命と必然と少しの偶然
ある日、同じサッカー部の高峰が「おもしろいもん見つけた」とネット動画を見せてくれる。
「今、ちょっと話題になってんだ」
それは、ストリートサッカーをやってる少年の映像。
夜だから、周囲も暗くてあまり映りは良くない。
それでも、プレイが上手いのはわかる。
ルーレットを見せたとき、えっと翔が固まる。
これ・・・、航だ。
そう思って見出すと、どのプレイにも航の癖が出ている。
「これ、どこで撮影されたかとか、調べれるか?」「え? まぁ、やろうと思えば・・・」
「頼む、調べてくれ」「わかった。調べとく」
22:わがままなのかな
高峰が調べてきた撮影場所は、翔の実家からほど近い駅前だという。
毎週いるわけじゃないけど、土曜の夜にその辺にいるという噂。
やっぱり、航だ。間違いない。
サッカーを続けてんだよな?
翔の出発の日だって、堤防にいた航はサッカーボールを持っていた。
辞めるなんて、嘘なんだよな?
実家に用事があると嘘を言って、週末に部活を休んだ。
「何でそんなに気にすんだよ。確かにテクはあるかもしれないけど・・・」
「俺の勝手だろう」「お前、チームメイトに向かってそれはないだろ?」
「一人でやってんじゃないんだぞ!」
「・・・俺自身の問題だ。口を挟むな」
わがままかもしれないけど。やっぱり、俺は航とサッカーがやりたいんだ。
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