■ ■ ■ 傷だらけの僕ら プロット2
03:明日の居場所
中高一貫教育の私立学校。サッカー推薦でこの学校に来た。
寮は二人部屋。これからは、ここが俺の居場所。
同室の井沢浩司も同じサッカー部FW。
航以外の誰かと同じ部屋って。俺、大丈夫なんだろうか。
不安ながらも、挨拶を交わす。
「お前のこと、知ってるぜ?」
04:昔話をしよう
「2年前の全国大会決勝戦、前半15分だけでハットトリックを決めた双子だろ?」
「でも、双子君が交代してから、お前のプレイも変わったよな」
航相手には、100%のパスを出せるけど。それ以外のチームメイトには70%ほどになる。
それに気付かれているんだ。こいつも、結構、やるのかもしれない。
翔は、それからU-12にも選ばれて。世界を相手にもしてきた。
一方、航は、その後、サッカーも辞めてしまった。
あの試合が悪いんだ。思い出してくもない、忌々しい昔話だ。
05:スーパースターの輝き
入学式はまだだけど、サッカー部の練習に参加させてもらう。
上級生たちに混ざっても、引けを取らない。
「さすが、U-12のMFだけあるな」
06:嬉しい時でさえ、貴方は笑わない
入学式も終え、井沢とはクラスも同じ。やたらと翔にまとわりついてくる。
女子に「桐生くん、カッコイイv」とか言われるけど、翔は無反応。
「・・・お前、笑ったりしないわけ?」「笑う必要がどこに?」
「じゃなくてさ・・・。嬉しいとか可笑しいとか、感情ないの?」
「別に・・・」「ゴール決まった瞬間とか、やった!とか思うだろ?」
「俺はFWじゃない」「自分のアシストで決まったら嬉しいだろ?」
「・・・まぁ、そうだな」「機械みたいだな、お前」
07:君がいないフィールド
部活も本格始動。先輩たちに混ざって、紅白戦などをこなしていく。
スペースを見つけ、パスを出す。だが、先輩たちもそのパスに追いつけない。
「U-12選抜されるようなエリートには、レベルが低すぎますかねー」>嫌味
航なら追いつけるのに。航ならあそこに走っているはずなのに。
でも、どんなに探しても、航はいない。
08:出口のない迷路
「入る早々、スランプか?」
体調が悪いわけじゃない。気持ちが袋小路に入っている。
考えないようにしていた航のことを、井沢が掘り起こしたからだ。
どうして、あの時、航はチームを辞めたんだ?
怪我なんて、治ればまたプレイ出来るのに。
他に、何か理由があったということか?
「何を悩んでるのか知らないけど。一人でうだうだ考えたって答え出ないぜ?
サッカーはチームプレイなんだから」
井沢に指摘されて、また悩む。
09:トレーニングを積むより大事なこと
「お前さ。圧倒的に会話が足りないんだよ。それじゃ意思の疎通なんて出来ないって」
航とは言葉なしでもわかりあえるところがあったから。
わざわざ言葉にする必要もなかった。
でも、誰にでもそれが通用するわけじゃない。
ああ、そうか。だから、航ともこじれちゃったんだ。
あの試合の後、俺と航はほとんど会話らしい会話をしていないんだから。
中高一貫教育の私立学校。サッカー推薦でこの学校に来た。
寮は二人部屋。これからは、ここが俺の居場所。
同室の井沢浩司も同じサッカー部FW。
航以外の誰かと同じ部屋って。俺、大丈夫なんだろうか。
不安ながらも、挨拶を交わす。
「お前のこと、知ってるぜ?」
04:昔話をしよう
「2年前の全国大会決勝戦、前半15分だけでハットトリックを決めた双子だろ?」
「でも、双子君が交代してから、お前のプレイも変わったよな」
航相手には、100%のパスを出せるけど。それ以外のチームメイトには70%ほどになる。
それに気付かれているんだ。こいつも、結構、やるのかもしれない。
翔は、それからU-12にも選ばれて。世界を相手にもしてきた。
一方、航は、その後、サッカーも辞めてしまった。
あの試合が悪いんだ。思い出してくもない、忌々しい昔話だ。
05:スーパースターの輝き
入学式はまだだけど、サッカー部の練習に参加させてもらう。
上級生たちに混ざっても、引けを取らない。
「さすが、U-12のMFだけあるな」
06:嬉しい時でさえ、貴方は笑わない
入学式も終え、井沢とはクラスも同じ。やたらと翔にまとわりついてくる。
女子に「桐生くん、カッコイイv」とか言われるけど、翔は無反応。
「・・・お前、笑ったりしないわけ?」「笑う必要がどこに?」
「じゃなくてさ・・・。嬉しいとか可笑しいとか、感情ないの?」
「別に・・・」「ゴール決まった瞬間とか、やった!とか思うだろ?」
「俺はFWじゃない」「自分のアシストで決まったら嬉しいだろ?」
「・・・まぁ、そうだな」「機械みたいだな、お前」
07:君がいないフィールド
部活も本格始動。先輩たちに混ざって、紅白戦などをこなしていく。
スペースを見つけ、パスを出す。だが、先輩たちもそのパスに追いつけない。
「U-12選抜されるようなエリートには、レベルが低すぎますかねー」>嫌味
航なら追いつけるのに。航ならあそこに走っているはずなのに。
でも、どんなに探しても、航はいない。
08:出口のない迷路
「入る早々、スランプか?」
体調が悪いわけじゃない。気持ちが袋小路に入っている。
考えないようにしていた航のことを、井沢が掘り起こしたからだ。
どうして、あの時、航はチームを辞めたんだ?
怪我なんて、治ればまたプレイ出来るのに。
他に、何か理由があったということか?
「何を悩んでるのか知らないけど。一人でうだうだ考えたって答え出ないぜ?
サッカーはチームプレイなんだから」
井沢に指摘されて、また悩む。
09:トレーニングを積むより大事なこと
「お前さ。圧倒的に会話が足りないんだよ。それじゃ意思の疎通なんて出来ないって」
航とは言葉なしでもわかりあえるところがあったから。
わざわざ言葉にする必要もなかった。
でも、誰にでもそれが通用するわけじゃない。
ああ、そうか。だから、航ともこじれちゃったんだ。
あの試合の後、俺と航はほとんど会話らしい会話をしていないんだから。
Comments