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2008.07.07 Monday

傷だらけの僕ら

テーマ「いつか強さになる弱さ」

弱い自分を自覚しているからこそ、それを強さに変えていく。
「夢見ることが全てじゃなくて 叶えようとすることが全て」
「弱い自分に勝てるから 誰に負けたっていいさ」
(by コブクロ)


●年表(双子の年齢で)
・3〜4歳(外を走り回るようになった頃)
修晃さんちの神社の境内は、格好の遊び場所だった。
そこで、修晃さんがサッカーボールを蹴ってたのに興味を示す。
「お前らもやってみるか?」と、ボールを渡される。

・小学校入学
終業後、上級生たちのジュニアチーム(小学校のチーム)が
野球・サッカーと、それぞれ練習しているのを見る。
「僕らも!」と言ったけど、3年生からじゃないと入れないと断られる。
「でも、やりたい!」と言って、隣町にある学校関係なしのクラブチームに入る。
そのチームは「低学年チーム(9歳以下)」と「高学年チーム(9〜12歳)」にわかれている。
最初は基礎練習から入り、低学年チームで地域で優勝したりするようになった。
年齢は達してなかったけど、高学年チームに入れてもらえる。
そこでも、実力は劣ってなくて。二人で点をとりまくる。

・5年生(8月)
夏に全国大会が行われる全日本少年サッカー大会。
6月の県予選で優勝。全国大会に出場した。
翔は10番MF。航は9番FW。キャプテンが11番MF。
最初は翔に10番付けさせるので、6年生が渋ったけど。
キャプテンが「ピッチに立ったら年齢も背番号も関係ない」と言うので、他のチームメイトも了承。
全国大会でも航は得点王を狙える状態。翔はその全アシストをしていた。
準決勝が終わって「得点王は決まりだな」「翔のパスがあるからだよ」と二人で話してて。
「日本だけじゃなく、世界中のゴールを二人で揺らそうぜ!」と夢を語る。
決勝戦まで進み、前半で3得点のハットトリック。
だが、その3点目で怪我をして交替。その後、もう1点追加して4VS1で優勝した。

翔やキャプテンはその後に行われたトレセンとかU-12に選抜された。
得点王だったのに航は落ちた。監督は怪我のためだと言っているけど、やっぱりショックを受ける。
怪我は、最初は「骨折」とか言われていたけど。
病院で手術が必要・・・と言われる。両親と医師が話しているのを聞いてしまい、アキレス腱断裂と知る。
医師からは、日常生活には問題ないが、サッカーは諦めたほうが・・・と言われ、二重のショック。
だから。「翔には怪我のこと言わないで」と言う。
入院は抜糸を終えるまでの4日間だけだった。
松葉杖で自宅に戻ると、翔が「良かった!」と満面の笑みで迎える。>翔は知らない
無邪気にサッカーの話をする翔の首を絞めようとしてしまって、
自分でびっくりして、家を飛び出し、修晃さんの神社に逃げ込む。
「サッカーが出来ないなら、死んだほうがマシだよ!」
修晃は「アキレス腱を切った選手でも、克服した選手もいる」と諭す。
「航、本当にサッカーが好きか?」「うん」「どんな辛いことでも耐えられるか?」「うん」
「生半可な努力じゃ出来ないぞ?」「・・・また、サッカーが出来るなら何だってやる」
修晃さんは航の動揺を察して、「しばらくうちでお預かりしてよろしいですか?」と、
両親に提案。
翔は「怪我、酷いの?」とか食い下がるけど、修晃さんも両親も何も答えない。

・5年生(9月)
2学期が始まって、航も学校へ行く。でも、殺そうとしたことの負い目から翔を避けるようになる。
翔はトレセンや遠征もあって、秋は不在が多くてまともの話せる機会がなかった。
航は「克服した選手だっている」と言われ、リハビリを始める。

・5年生(10月)
航が家に戻った。ちょうど翔が遠征中だったので。
その間に、それまで二人一部屋だったのを別々の部屋にする。
元の部屋はそのまま翔の部屋にして、航が廊下を挟んで向いの部屋に移動。
戻ってきた翔が「どうして!」って言うと
「ほら、翔、練習で疲れてるのに俺と一緒じゃ休めないだろ?」ともっともらしい理由を並べる。

・5年生(11月)
航は普通に歩けるようになるけど、サッカーチームには顔を出さない。
「航のやつ、辞めちまうのかなあ・・・」と、チーム内でも話ている。
部屋をわけたとき、サッカーに関するものは、全部翔の部屋に置き去りになっていた。
航がいないすきに、部屋を覗いた翔は、サッカー関連のものが何もないことに気付く。
家にいるときもサッカーの話題すら出ない。
互いに頑なになっていく。

・5年生(12月)
「もうサッカー練習初めて大丈夫だよ」とリハビリ技師から言われる。
久しぶりにサッカーシューズ履いて、ボールを蹴りながら神社に行く。
そこで、いつもゴールにしていた木に向かってシュートしようとして、怪我した瞬間を思い出す。
左斜め後ろからきた翔のパス。目の前にいたキーパーをかわすために、
左のアウトサイドに軽くあてて、角度を変えて前に転がした。左に重心を移して、右足で蹴りこむ。
その瞬間に航の左足はがくりと折れた。
もう右足はボールを捉えていたから、ゴールを逃すことはなかったが。
あんなちょっとした重心移動なんて、試合中、何十回とある。もっと負荷をかけることだって多い。
右利きの航は、右足でシュートする。その時、体の全体重は左足に乗るのだ。
航はその場に蹲って、がくがくと震えていた。

・6年生(4月)
航は正式にサッカーチームを辞めると監督に伝えた。
家ではそんな話をしてなかったので、翔は帰ってから「本気か?」と問うけど、
また、のらりくらりと適当っぽい理由ではぐらかされる。
「もういいよ!」と怒って、そこからはほぼ無視状態。
翔はチームのキャプテンでMF。
航は翔が帰宅する頃になると外出して、ほとんど家では顔をあわせない。
(航は修晃さんとこ行ってます)

・6年生(8月)
全国大会2連覇!

・6年生(9月)
活躍した翔に、中高一貫の私立中学から誘いが来る。>高校は全国出たりしてる
寮生活になるから、躊躇したけど。航が珍しく、
「(公立)中学の部活なんかで才能を潰すよりいいんじゃねーの?」と言ったので行くことにする。
(田舎なのでJチームもないし、ジュニアユースチームがそんなに強くありません)



======================================================ここからが本編

・6年生(3月)
小学校卒業。
翔は家を出て寮生活。
航はそれを見送って。
二人、それぞれの道を歩き始める。

・中学1年生(4月)
翔は部活スタート。中学の部活動扱いではあるけど。
設備なんかは、Jのジュニアユースなんかに引けを取らない。
U-12代表とかなっているし、全国大会2連覇なものだから、名前も顔も知れ渡っている。
レベルはやっぱり高くて、最初からレギュラー候補と言われている。
航は公立の中学に進む。
小学校は違ったけど、サッカーチームで一緒だった進藤がいる。
「航ー! お前、ほんとにサッカーやんねーのかよー!」と一緒に部活に入ろうと誘ってくる。
凪がそれを見ていて「男子って苗字で呼び合うのに、名前で呼ばれるって珍しいね」と。
「・・・同じ学年に同じ苗字がもう一人いたんだよ」と誤魔化す。(双子とは言わない)

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