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2008.12.28 Sunday

月の裏側

OP「ミステリアス」がモチーフ。
プロローグだけは、新一Side(インテにてペーパーで配布)
それ以降は、蘭Side。
「歩み寄る二人のためのお題」にて。
 冷たい雨が振り出した。
 傘もなく、新一は雨に濡れたまま夜の街を歩き続けた。
 もう、どうでもよかった。
 このまま、風邪でも引いて、倒れることになろうが構わない。
「くそっ・・・!」
 やり場のない怒りがこみ上げてきて、ビルの壁を叩いた。
 蘭の悲しそうな顔が、脳裏にこびりついて離れない。
 あんな顔をさせたかった訳ではないのに。どうして、こうなったんだろう?
 組織をぶっ潰し、工藤新一の姿を取り戻せば、全部、元に戻ると思っていた。ただ、そのためだけに闘ってきたと言ってもいい。
 それなのに―――。
『この身体、いつまで持つかわからないわ』
 志保の一言が、すべてを凍らせた。
 新一や志保の身体を幼児化させたアポトキシン4869。

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