■ ■ ■ 月の裏側
冷たい雨が振り出した。
傘もなく、新一は雨に濡れたまま夜の街を歩き続けた。
もう、どうでもよかった。
このまま、風邪でも引いて、倒れることになろうが構わない。
「くそっ・・・!」
やり場のない怒りがこみ上げてきて、ビルの壁を叩いた。
蘭の悲しそうな顔が、脳裏にこびりついて離れない。
あんな顔をさせたかった訳ではないのに。どうして、こうなったんだろう?
組織をぶっ潰し、工藤新一の姿を取り戻せば、全部、元に戻ると思っていた。ただ、そのためだけに闘ってきたと言ってもいい。
それなのに―――。
『この身体、いつまで持つかわからないわ』
志保の一言が、すべてを凍らせた。
新一や志保の身体を幼児化させたアポトキシン4869。
傘もなく、新一は雨に濡れたまま夜の街を歩き続けた。
もう、どうでもよかった。
このまま、風邪でも引いて、倒れることになろうが構わない。
「くそっ・・・!」
やり場のない怒りがこみ上げてきて、ビルの壁を叩いた。
蘭の悲しそうな顔が、脳裏にこびりついて離れない。
あんな顔をさせたかった訳ではないのに。どうして、こうなったんだろう?
組織をぶっ潰し、工藤新一の姿を取り戻せば、全部、元に戻ると思っていた。ただ、そのためだけに闘ってきたと言ってもいい。
それなのに―――。
『この身体、いつまで持つかわからないわ』
志保の一言が、すべてを凍らせた。
新一や志保の身体を幼児化させたアポトキシン4869。
Comments